学会情報

2018年春季学術大会:プログラム

1. 大 会 日 程
    3月21日(水) 15時00分~16時30分  臨時総会・代議員会(N410)
    3月22日(木)  9時00分~16時00分  口頭発表
                                   9時00分~12時00分  シンポジウムS4:不動産の利活用から地方都市再生を考える(第3会場)
            10時00分~16時00分  ポスター発表
            13時00分~16時00分  シンポジウムS1:これからの地理学と日本地理学会
                        ─―「新ビジョン」の目指すもの――(第10会場)
                                                                   (日本地理学会企画専門委員会主催公開シンポジウム)
            13時00分~16時30分  シンポジウムS2:新学習指導要領とジオパーク(第2会場)
                                                                   (日本地理学会ジオパーク対応委員会主催公開シンポジウム)
                                  13時00分~16時00分  シンポジウムS3:防災の基礎としての地形分類図(第3会場)
                                                                   (日本地理学会災害対応委員会主催公開シンポジウム)
            16時30分~17時00分  表彰式(第10会場)
            17時00分~17時45分      会長講演(第10会場)
            18時00分~20時00分  懇親会(大学生協「第1むさしのホール」)
    3月23日(金)   9時00分~12時00分   口頭発表
             9時00分~12時00分   ポスター発表
             9時30分~11時30分   シンポジウムS6:地理教材としての景観写真の活用術(第1会場)
                                                                   (日本地理学会理事会主催公開シンポジウム)
                                  9時30分~12時00分  シンポジウムS5:若者×観光×地理学
                       ――大都市の若者にみるオルタナティブな観光・レジャーの可能性――
                                                                   (第2会場)
            13時00分~16時00分  地理教育公開講座:「地理総合」と防災・持続可能な社会の構築(第4会場)
            13時00分~17時00分  研究グループ集会
            16時00分~17時30分  公開講座(「地理総合」に関する講習会)
         3月24日(土)                   巡検第1班,巡検第2班,巡検第3班,公開講座(GIS講習会)
2. 大 会 会 場
 東京学芸大学
 〒184-8501 東京都小金井市貫井北町4-1-1
 実行委員長 加賀美雅弘(東京学芸大学・教育学部)
 連  絡  先 加賀美雅弘 e-mail:kagami@u-gakugei.ac.jp
 当日連絡先 大会本部 042-329-7729
    受  付 S棟1階 (S105,S106) 第8会場 C棟2階(C204)
  第1会場 S棟4階(S403)  第9会場 S棟2階(S203)
  第2会場 C棟4階(C401)  第10会場 S棟4階(S410)
  第3会場 C棟4階(C402)  ポスター会場 C棟1階(C102,C103),N棟1階(N103)
  第4会場 C棟3階(C303)  高校生ポスター会場 N棟1階(N101,N102)
  第5会場 C棟3階(C301)  書籍等展示 N棟1階
  第6会場 S棟3階(S303)  会員控室  S棟1階,3階
  第7会場 C棟2階(C201)  懇親会会場 大学生協「第1むさしのホール」
  キャンパスマップ http://www.u-gakugei.ac.jp/pdf/campusmap.pdf
3. 会場への交通案内
 JR 中央線「武蔵小金井駅」からのルート:北口より【京王バス】〔5番バス停〕「小平団地」行で約10 分,「学芸大正門」下車.もしくは,〔6番バス停〕「中大循環」で約10分,「学芸大東門」下車.
JR 中央線「国分寺駅」からのルート:北口徒歩3分の【銀河鉄道バス】「国分寺駅入口バス停」より「小平駅南口」行で約10分,「学芸大学」下車.もしくは,【徒歩】で約20 分(JR国分寺駅北口 → 早稲田実業学校 → 連雀通り/小金井市保健センター前).
なお,駐車スペースがありませんので,自動車での入構は御遠慮下さい.
会場へのアクセス http://www.u-gakugei.ac.jp/access/
4. 大会参加の諸費用
    大会参加費:正会員       2,000円
          正会員(学生会員)      1,500円
          一般(非会員)                    2,500円
          学生(非会員)  2,000円(ただし,高校生以下は無料)
          懇親会費  :5,000円(院生・学生3,000円)
          発表要旨集:2,000円 会場受付で販売します.
  大会参加費と懇親会費の領収証発行は省略し,参加証(名札)の発行をもって代えます.特に,領収証を必要とされる方は,受付手続きの際にお申し出下さい.
5. 食事の案内
 3月22日・23日は,第1むさしのホール(大食堂),生協購買部および図書館カフェを御利用下さい.
 3月24日は,図書館カフェのみが営業します.御注意下さい.
6. 託児所について
 東京学芸大学最寄りのJR武蔵小金井駅およびJR国分寺駅と東京駅近くに下記の託児所があります.希望される方は参加者個人で内容・費用等を各URLにて御確認の上、早めにお申し込み下さい.なお定員を超えた場合にはお受けできないこともあります.
・「小金井プチ・クレイシュ」(3月22~24日可能)
住所:〒184-0004 小金井市本町1-8-14 サンリープ小金井1階(JR武蔵小金井駅から徒歩約3分) 
電話:042-382-7007 URL http://www.j3.s009v.squarestart.ne.jp/hoikuen/koganei.html
預かり料金以外に登録料3,000円と事前登録の手続きが必要.希望日の1カ月前から申込み受付開始.
・「国分寺プチ・クレイシュ」(3月22日・24日可能 ※23日は不可)
住所:〒185-0012 国分寺市本町3-11-1 第8千代鶴ビル3階(JR国分寺駅から徒歩約2分)
電話:042-325-8900 URL http://www.j3.s009v.squarestart.ne.jp/hoikuen/kokubunji.html
預かり料金以外に登録料3,000円と事前登録の手続きが必要.2月1日より3月分の申込み受付開始.
・「キッズ・スクウェア丸の内東京ビル」(3月22~24日可能)
住所:〒100-6403 千代田区丸の内2-7-3 東京ビル3階(JR東京駅から徒歩約3分)
電話:03-5809-6601 URL http://www.alpha-co.com/ks_marunouchi_shosai.jsp
申込み受付は随時可能.
7. 巡検の集合時間・場所
 第1班 秋川流域における若手起業家たちの視点からジオパークの意義を探る
 3月24日(土)  9時30分  武蔵五日市駅
 第2班 千葉県浦安市における新旧の街の違いと3.11液状化の被害跡と課題を探る
 3月24日(土) 9時 東京メトロ東西線浦安駅改札口前
 第3班 秋川丘陵と秋留台地における地形発達と土地利用、植物分布との関わり
 3月24日(土) 9時30分 JR五日市線東秋留駅改札
8. 口頭発表について
  人名の*印は口頭発表者を示します.発表時間は討論・交替時間を含めて19分とし,1鈴12分,2鈴15分(発表終了),終鈴19分(討論終了)となります.発表時間枠が固定されていますので,発表者および座長は発表時間を厳守して下さい.
 液晶プロジェクターの使用者は,Windows版のPowerPoint 2016で正常に表示されることを確認したファイルを,USBフラッシュメモリー(Windowsで読み込める形式)に保存して御持参下さい.午前,午後の最初のセッション開始の30分前までに,会場の演壇まで上記メディアを持参し担当者に渡して下さい.
9. ポスター発表について
 ポスター発表は,3月22日(木)10時~16時(9時から掲示できます)と23日(金)9時~12時に,ポスター会場(C棟1階,N棟1階)で行います.発表者による説明・討論は,展示場所で上記時間帯に,少なくとも1回,20分程度の口頭説明を行うとともに,質疑・討論に対応して下さい.口頭説明の時間は任意ですが,昼休みの時間帯は御遠慮下さい.これまで,口頭説明のコアタイムが設定されていましたが,今季からコアタイムは廃止されましたので,御注意下さい.
 ポスター発表者は,3月22日(木)10時まで(9時から掲示できます)に,ポスター会場の指定された場所にポスターを掲示して下さい.ポスターの標準的なサイズは幅90cm弱(A0:84.1cm)×高さ150cm程度1枚です.なお,高さは180cm程度でも差し支えありませんが,幅についてはA0ノビ(91.4cm)までとなります.掲示方法は会場係の指示に従って下さい.掲示に必要な画鋲類は,用意しております.展示物は3月23日(金)12時から16時の間に各自の責任で片付けて下さい.23日(金)16時の時点で片付けられていないポスター等は,大会実行委員会にて処分します.
10. 出張依頼状・発表要旨集について
 (1) 出張依頼状の必要な方は,1.出張期間 2.依頼状提出先 3.依頼状送付(返信)先を明記し,切手を貼付した返信用封筒を同封の上,学会事務局へお申し込み下さい.
 (2)定期購読をされている方で,発表要旨集が3月16日(金)までに未着の場合は,学会事務局へお申し出下さい.
11. 地理教育公開講座委員会主催第33回地理教育公開講座
 日時:3月23日(金)13時~16時
 会場:第4会場
 テーマ:「地理総合」と防災・持続可能な社会の構築
 青木 久(東京学芸大):過去の大規模自然災害に着目した教材開発の試み
 高木 優(神戸大附属中等教育学校):高等学校「地理総合」における防災と持続可能な社会の構築の授業実践
  ――神戸大学附属中等教育学校の取り組みを事例に
 小田隆史(宮城教育大):身近な地域の理解を通じた防災,地球規模課題としての災害~高校「地理総合」への期待
 コメンテーター:池 俊介(早稲田大),池下 誠(練馬区立大泉西中)
 総括:吉田 剛(宮城教育大)
 問合せ先:田部俊充 日本女子大学人間社会学部 〒214-8565 川崎市多摩区西生田1-1-1
            e-mail: tabe@fc.jwu.ac.jp
12.英文叢書出版セミナー
 日時:3月23日(金)13時~14時30分
 会場:東京学芸大学(S棟)S206教室
 内容:英文叢書出版事業の概要について詳しく御説明するとともに,英文叢書を出版するに当たって英語での執筆に役立つヒント,また国際学術出版業界における電子書籍出版の最新事情について御紹介いたします.詳細は日本地理学会ホームページの「お知らせ」を御覧下さい.
13. GIS講習会
 GIS講習会(1)「オープンデータを活用したGIS講習会」
  日時:3月24日(土) 10時30分~12時30分
  会場:東京学芸大学講義棟(S棟)PC教室(S304)
  内容:「玉川上水と武蔵野地域の発展」をテーマに,ArcGIS Onlineとオープンデータを用いて,地理の授業における活用方法を体験する.
 GIS講習会(2)「スマホ・タブレットで行うフィールドワーク」
  日時:3月24日(土)13時30分~15時30分
  会場:東京学芸大学講義棟(S棟)S304教室および屋外
  内容:GISアプリを利用して調査項目作成,データ収集,データ解析のステップを体験する.
 申し込みについては,学会ホームページを御覧下さい.申込み締切り3月10日,定員55名.
 問い合わせ先:中村康子 東京学芸大学教育学部 e-mail: ynakamur@u-gakugei.ac.jp
14.「地理総合」に関する講習会
  日時:3月23日(金)16時~17時30分
  会場:第4会場
15. 地域調査士,GIS学術士相談室の開設について
 資格専門委員会では地域調査士,GIS学術士制度相談室を開設します.科目認定申請に関わる大学関係者対象の事前相談の場として御活用下さい.
 日時:3月22日(木)13時~17時
 場所:東京学芸大学講義棟(S棟)S307教室
16.無線LAN利用について
 会員控室では,無線LAN(セキュリティ規格WAP2(WPA-AES))の利用が可能です.①アクセスポイント(SSID),②セキュリティキー(パスワード),③インターネット接続に必要な認証IDについては,会員控室ならびに受付に掲示します.また,eduroamのアカウントとパスワードを取得されている方は,eduroamによる無線LANの利用が可能です.
17. 学内での喫煙について
 所定の喫煙スペースを御利用下さい.詳しくは会場係にお尋ね下さい.
18. 大 会 役 員
 大会実行委員長:加賀美雅弘
 大会実行委員:青木 久,荒井正剛,牛垣雄矢,澤田康徳,椿 真智子,中村康子,橋村 修
19. 口頭発表座長表

  3月22日(木)午前 3月22日(木)午後 3月23日(金) 午前 3月23日(金)午後
第1会場

111~113 高柳長直
114~116 鷹取泰子
117~119 呉羽正昭 

   シンポジウムS6  
第2会場

211~213 山本健太           214~215 西山弘泰
216~218 秦 洋二

シンポジウムS2 シンポジウムS5  
第3会場 シンポジウムS4 シンポジウムS3

331~333 戸井田克己
334~336 卜部勝彦
337~339 秋本弘章

 
第4会場

411~412 佐藤 剛
413~414 牛山素行  
415~416 中山大地
417~419 後藤秀昭

421~423 曽根敏雄
424~426 長谷川裕彦
427~429 奈良間千之

431~433 植木岳雪
434~436 須貝俊彦
437~439 鈴木毅彦

地理教育公開講座
第5会場

511~513 白岩孝之
514~516 田林 雄
517~519 鈴木秀和

521~523 瀧本家康
524~526 大和広明
527~528 中川清隆

531~533 菅野洋光
534~536 安田正次
537~539 田中 圭

 
第6会場

611~613 成瀬 厚
614~616 原口 剛
617~619 中谷友樹

621~623 森田匡俊
624~627 土屋 純

631~632 鎌倉夏来
633~636 久木元美琴
637~638 関根智子

 
第7会場

711~713 山下清海
714~716 矢ケ﨑典隆
717~719 荒又美陽
     

721~722 米家泰作
723~724 佐藤 浩
725~727 森本健弘
728~729 岩本廣美

731~733 山口 晋
734~736 神田孝治
737~739 大城直樹

 
第8会場

811~813 林 和生
814~816 秋山元秀
817~819 柳井雅也

821~823 関戸明子
824~826 荒山正彦
827~829 湯澤規子

831~833 大石太郎
834~836 山本 充
837~839 伊藤千尋

 
第9会場 911~912 中川秀一
913~915 宇根 寛
916~917 伊藤徹哉
918      山下博樹
921~923 フンク カロリン
924~926 武者忠彦
927~929 山口泰史
932~934 関根良平
935~936 小島泰雄
937~939 横山 智
 
第10会場   シンポジウムS1    

 

 

 

2018年春季学術大会:各研究グループの研究集会開催について

1.日時および会場 3月23日(金)午後.N棟,S棟で開催されます.会場はグループ名の後に示します.
2.集会および話題提供
―13時~15時開催―
地域連携活動研究グループ(S202教室)
 岩動志乃夫(東北学院大):宮城県女川町の本設商業施設開業に伴う来訪者特性
 櫛引素夫(青森大):『道の駅』と大学の連携が持つ課題と可能性――青森大学の事例から
 初澤敏生(福島大):福島県玉川村における地域づくりと学生参加
「新しい公共」の地理学研究グループ(S201教室)
 美谷 薫(福岡県立大):福岡県飯塚市における合併後の行政資源配分と住民意識
 前田洋介(新潟大):非大都市圏地域における自治体内分権制度の普及とその背景
健康地理研究グループ(N205教室)
 香川雄一(滋賀県立大)・本岡拓哉(立正大):英米の大都市における健康環境問題の過去と現在
 春日あゆか(大阪市立大・研):言説空間とネットワーク――19世紀半ばイギリスの煤煙対策を事例に
気候と災害の歴史研究グループ(N204教室)
 三上岳彦(帝京大)・財城真寿美(成蹊大):JCDP(日亜気候データ計画)ウェッブサイトの全面更新について
 平野淳平・三上岳彦(帝京大):江戸と周辺域における18-19世紀複数日記天候記録の相互比較による信頼性の検証
GISと社会研究グループ(N202教室)
 山下 潤(九州大)・岩崎亘典(農研機構)・西村雄一郎(奈良女子大)・瀬戸寿一(東京大): 
  OSM(OpenStreetMap)のデータ品質について
 岩崎亘典(農研機構):地理空間情報におけるオープンデータの公開に係る問題点について
観光地域研究グループ(N201教室)
  大学生および大学院生による観光地理学研究の紹介と討論
国際経済・経営地理学研究グループ(S305教室)
 阿部康久(九州大)・陳  瑜(九州大・院):中国江蘇省南部地域におけるアパレル産業の発展に関する研究
  ――地方政府の政策と企業家の経営判断に注目して
 鎌倉夏来(東京大):日系化学企業におけるグローバルR&Dの経営的課題に関する一考察
ネイチャーアンドソサイエティ研究グループ(S302教室)
 西尾さつき(愛知県立大・学):外来生物ジャンボタニシをめぐる社会構造の分析
 髙野哲司(総合研究大学院大・院):日本の都市における庭の植物景観の移り変わり――東京都台東区谷中の事例
 白坂 蕃(東京学芸大名誉教授)・渡辺悌二(北海道大):パミール北部カラ=クル村における“遊牧的”牧畜とコモンズ問題
中国地理研究グループ(S301教室)
 「中国の若手研究者のみた珠江デルタ」
 魏 敏莹(中山大・院)
 成 婷婷(中山大・院) 
環境地理教育研究グループ(N306教室)
 朴 恵淑(三重大):三重大学・三重県のユネスコスクール活動と環境地理教育との連携
 矢野竹男(三重大):三重大学大学院地域イノベーション学研究科と三重県内企業との持続可能な地域活性化のための取り組み
 宋 苑瑞(法政大・非):カリフォルニアの山火事――なぜそこまで被害が広がったのか
乾燥・半乾燥地域研究グループ(N302教室)
 Batkhisig  Ochirbat and Ganzorig Ulgiichimeg (モンゴル科学アカデミー地理学地生態学研究所) :
  Soil Pollution at Ger Area, Ulaanbaatar, Mongolia
 鹿島 薫(九州大):モンゴル・ウランバートル市における土壌汚染および水質汚染についての現在申請中
 (予定も含む)のプロジェクトについて
 高村弘毅(立正大名誉教授):カンボジア・タケオ地域における乾季のマンゴ栽培の地下水利用
近代日本の地域形成研究グループ(N301教室)
―15時~17時開催―
地理学のアウトリーチ研究グループ(S202教室)
サービス化と流通の地理学研究グループ(S201教室)
都市の社会・文化地理学研究グループ・都市地理学研究グループ(N205教室)
 Hyun Bang Shin(London School of Economics, Department of Geography and Environment):
  Unequal Cities of Spectacle in the Global East  (質疑応答には通訳あり)
都市気候環境研究グループ(N204教室)
 田村望海(神戸大学附属中等教育学校・学):六甲山地からの冷気流による気温低下効果と季節変化の解析
土地利用・陸域変化研究グループ(N202教室)
持続可能な交通システム研究グループ(N201教室)
産業経済の地理学研究グループ(S305教室)
 佐々木 達(宮城教育大):東北地方の小都市経済の現況(1)――秋田県湯沢市
 山本匡毅(相模女子大):東北地方の小都市経済の現況(2)――山形県長井市
モンスーンアジアの風土研究グループ(S302教室)
 遠藤 尚(高知大):インドネシアジャワ島における生鮮食品生産流通状況の変化について
 小岩直人(弘前大):破局噴火を経験した平野の風土を考える――青森県津軽平野の事例
 池谷和信(国立民俗学博物館):モンスーンアジアの家畜と人
エスニック地理学研究グループ(S301教室)
 木戸 泉(元東京学芸大・院): 戦争記憶の表象からみるエスニック・アイデンティティの強化と継承
  ――クロアチアの紛争地ヴコヴァルのコメモレーションを事例に
 澤 宗則(神戸大)・南埜 猛(兵庫教育大):日本におけるインド系移民社会とネパール系移民社会の比較研究
離島地域研究グループ(N306教室)
 助重雄久(富山国際大):離島観光の振興とその限界――宮古島を事例として
 遊佐順和(札幌国際大):利尻島・礼文島の昆布漁における外部人材導入の意義
農業・農村の地理学研究グループ(N302教室)
地図・絵図資料の歴史GIS研究グループ(N301教室)
 松本裕行(大阪市立大・院)・藤田裕嗣(神戸大):GISを用いた近世・近代の都市空間変遷の分析
  ――堺大絵図と大阪市航空写真との比較による『総合資料学』の試み
 李 媛媛(茨城大・院):近代大連の地図と大連の中心市街地

2018年春季学術大会:「英文叢書出版セミナー」の開催について

開催趣旨:日本地理学会では,地理学研究の振興と国際社会への貢献を目的として,英文叢書「International Perspectives in Geography: AJG Library」を刊行しています.このセミナーでは,英文叢書出版事業の概要について詳しくご説明するとともに,英文叢書を出版するに当たって英語での執筆に役立つヒント,また国際学術出版業界における電子書籍出版の最新事情について御紹介いたします.

日時:2018年3月23日(金)13:00~14:30

会場:東京学芸大学(S棟)S206教室

詳細

2018年春季学術大会:タイムテーブル

2018年春季学術大会:会長講演のお知らせ

下記の通り会長講演を行いますので多数御参加下さい.

1.日 時 3月22日(木)17時~17時45分

2.場 所 東京学芸大学S棟第10会場(S410教室)

戸所 隆(高崎経済大学名誉教授):知識情報社会への転換を妨げる日本の地域システムと地理学界への期待

 私は過去50年にわたり大学を拠点に都市地理学を中心に研究をしてきた.この50年間の前半で日本は最先端の豊かな工業社会を構築したが,その後の知識情報社会への転換は遅々としている.その要因として縦型から横型へ構造転換できない日本人の意識や地域社会システムがあり,その改善における地理学の役割は大きい.本講演では研究を通して認識した地理学の重要性・役割と特に地理学界への期待を述べたい. 私の地理学研究は都市化による都市構造の変化を動的把握する都市空間の立体化研究から始まり,今日までの私の研究基盤になっている.すなわち,都市機能・人口の集積や高度化は市街地の外延的拡大とともに都心の立体的再開発を促し,水平的機能分化と同時に垂直的機能分化を惹起させ,都市・都市圏構造が再構築される実態を明らかにできた.また,以上の都市圏全体の機能配置やその動向から構造変化を俯瞰的に捉えることで,都市圏内ネットワークの構造変化を見出すことができた.

 日本の国土構造・都市システムは東京を最上位とする垂直統合型であり,中央集権政治体制のもと先進諸国を追尾する高度経済成長期には効率良い構造であった.しかし,1980年代後半から垂直統合型国土構造の中で,都市を分節化・ダウンサイジングして個性化(分都市化)と水平ネットワークで構造転換する動きが京阪神で見られた.また,東京の副都心も都心化し,都心-副都心-副副都心と階層化した構造から新宿・池袋・渋谷・品川などが自立性を高めダウンサイジング・ネットワーク構造に転換してきた.この構造はコンピュータ・ネットワークと同じである.そこで規模の大小,中心と周辺はあるが,上下関係のない水平ネットワーク型の「大都市化・分都市化型都市構造」に再構築される概念を創出した.この概念は個性あるまちづくりやコンパクトシティ形成,分権型合併を理念とした平成の大合併や国土政策にも活用している.

 知識情報化社会の地域システムにはコンピュータ・ネットワークに適した構造が求められる.経済システムや経済活動の活発な大都市圏構造は,情報化・国際化の動きに対応して大都市化・分都市化型に転換することで一定の成長を見た.しかし,農業文化時代の首都・京都,工業文化時代の首都・東京から脱却して情報文化時代の新しい首都を創造する国土構造改革は頓挫している.その結果,東京一極集中・地方衰退問題が解決できず,既存国土基盤も充分に活かせずに国際社会での日本の地位低下を招いている.この大きな要因として階層型固定電話システムに代表される垂直統合型の地域社会システム・国民意識・開発哲学があると考える
日本がバブル崩壊以降の失われた20年から脱却できないのは,国土構造をはじめ多くの地域社会システムが従前の閉鎖型垂直ネットワークで,システム相互間にミスマッチが生じるためと考える.再成長には地域社会システムや国民意識を開放型水平ネットワークに転換させる必要があり,地理学の果たす役割が大きい.

 地理学は人文・自然分野がそれぞれ高度にダウンサイジングしつつ専門分化し,それらが相互に協力して多様性ある地域現象を時空間的・俯瞰的に総合化して新しい価値・考えを創出している.今日の学問が極端な専門分化により全体像を見失う中にあって,地理学会は大都市化・分都市化型都市構造同様に分都市にあたる都市・経済・歴史地理学や地形学・水文学などを水平ネットワークするプラットフォームとして地理学の価値を高めてきた.しかし,地理学の社会的有意性・認知度の向上には研究者・起業家・出資者・実務家(開発・製造・販売など)の集うプラットフォームの更なる強化が必要となり,地理学会の改革が求められる.また,地理学界の総力で多くの大学に地理学部を創設し,地理学の見える化を図ることが期待される.