(16)ネイチャー・アンド・ソサエティ研究グループ - 日本地理学会

2009年度活動報告


代表者  横山 智
2009年度は、研究グループ集会1回およびシンポジウム1回を開催した。

[第5回研究集会]2009年3月29日(日)、於 帝京大学
「エコツーリズム」をテーマとして、研究発表2本とコメント2本、そして総合討論を行った。
テーマ:「魅惑のエコツーリズム-観光は自然を守れるか-」
発表1:佐藤 哲(長野大):「エコツーリズムを通じた環境モニタリングと生態系サービス管理と活用の可能性-釧路湿原の事例から―」
発表2:淺野敏久・朝格吉楽図・光武昌作・西原元基・竹本美紀(広島大):「野鳥保護活動を目的にしたエコツアーの実現可能性―広島県北部ブッポウソウ見学会の事例―」
コメント1:富田涼都(東京大):「環境倫理学の立場から」
コメント2:山下博由(貝類多様性研究所):「生物地理学・保全活動の立場から」
総合討論とディスカッション:座長 野中健一(立教大)

[第6回研究集会]秋季学術大会シンポジウム 2009年10月25日(日)、於 琉球大学
海洋環境と人間活動の様々な関係のあり方、およびその現代的変容について、日本を含むアジア、オセアニアの事例を通じて、漁業文化の地域的な多様性と普遍性を再検討した。
テーマ:「海とヒトの地理学―変動する自然・社会と漁業文化の現在―」
趣旨説明:池口明子(横浜国立大)
発表1:池口明子(横浜国立大):「ベトナム・メコンデルタのハマグリ生産からみたアジアの干潟」
発表2:田和正孝(関西学院大):「伝統漁法石干見の保存と活用」
発表3:李 善愛(宮崎公立大):「韓国のワカメ漁場利用慣行の多様性」
発表4:服部亜由未(名古屋大・院):「ニシン漁の盛衰と漁民の活動」
発表5:橋村 修(国立民族学博物館):「沖縄における回游魚シイラと人との関わり」
発表6:松本博之(奈良女子大):「オーストラリア・トレス海峡諸島民のジュゴン猟」
コメント1:江上幹幸(沖縄国際大)
コメント2:上原政幸(沖縄地域ネットワーク社『いゆまち』発行者)
総合討論:座長:野中健一(立教大)

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