(2) 土地利用・環境研究グループ - 日本地理学会


代表者  土居 晴洋

本年度は春秋の学術大会時に例会を2回開催した(参加者数:第1回14名、第2回10名)。各例会においては研究発表と近年の世界的な土地利用研究に関する動向の報告が行われた。

第1回例会は、土居晴洋より「DIDを指標とした日本の市街地拡大」と題する研究発表があり、近年の市街地拡大の鈍化とその地域的な差異が明らかにされた。また、氷見山幸夫より近年の世界的なLUCC研究の動向が紹介された。

第2回例会では、科研S「日本・中国の土地利用・土地被覆変化に関する地域間比較研究」において2003年9月に実施された、上海・華東地域の土地利用調査の成果について、山下克彦・氷見山幸夫・季増民・土居晴洋によって写真を中心に報告が行われた。また、その後、IGU-LUCCのついて氷見山幸夫から報告が行われた。

なお、本研究グループの活動は2003年度を持って終了致します。本研究グループは世界的なLUCC(土地利用・被覆変化)研究の日本の地理学界への紹介とその研究の推進を目的として活動してきた。LUCC研究は来年、より地理学的視点が重視されたLAND(陸域生態系)プログラムへと移行する。これを機に本研究グループの活動は終了し、新たな展開を模索したい。

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