(1)地籍図類による景観復原研究グループ - 日本地理学会


代表者  水田 義一
2003年度は、日本地理学会の秋季学術大会に合わせて、会員の研究発表と情報交換を行った。

井上 学氏(立命館大・院)および河原典史氏(立命館大)他による「GISをもちいた地籍図の活用システムの試み-近代における京都市の場合」と題する研究発表があった。昨年に続く、パワーポイントを利用した、ダイナミックな発表で、地籍図を感と手による記入で作業をしてきたことを考えると整理の手法が変化しつつあることを実感する。

内容は京都の町を、景観、歴史、文学などの視点で復原する壮大な試みの一環で、景観を復原する過程を紹介するものであった。過去の景観復原の苦心を感じるとともに、参加者から景観資料の示唆も多く、発表者、参加者双方に実り多い会であった。

会の終了後、地籍図研究の現状と、地籍図の保存問題に対する状況報告と意見交換が行われた。
今後地籍図の保存問題は緊急性を持つもので、地籍図の要性のアピールと保存方法の提言を研究会でまとめていく。

研究グループ 2003年度活動報告トップに戻る

(c)Copyright 2004. The Association of Japanese Geographers