(19)少子高齢化と地域問題研究グループ - 日本地理学会

代表者   宮澤 仁

 2015年4月から2019年3月まで、科学研究費補助金 基盤研究(A)の採択を受けて「「社会保障の地理学」による地域ケアシステム構築のための研究」に取り組んだ。最終成果の一つとして、2019年3月21日(木)の日本地理学会春季学術大会(於 専修大学)においてシンポジウム「日本における地域包括支援体制の構築―地域包括ケアシステムの現状と地域共生社会への展望―」を開催した(9件の発表、参加者約45名)。このシンポジウムでは、日本の社会保障における重点課題である「地域包括ケアシステムの構築」と「地域共生社会の実現」について実践例を紹介しながら、取組みの現状と展望について議論した。また、同じく最終成果となる英語書籍の出版に向けて原稿を執筆し、投稿した(著者17名、16章構成)。この書籍は、世界一の高齢社会を迎えた日本における近年の社会保障改革として上記二つの取組みの動向を海外に発信するものである。その他、研究グループのWebサイトならびにメーリングリストを用いて情報発信・情報交換を行った。


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