2025年日本地理学会秋季学術大会のお知らせ(第3報)

2025年日本地理学会秋季学術大会は,弘前大学での開催を予定しております.本大会で発表を希望され
る会員は,日本地理学会ホームページの「発表予定者へのお知らせ」を参照の上,2025年7月7日(月)
正午~18日(金)23時59分の間に登録を行って下さい.登録の際には会員IDの入力が必須ですので御注
意下さい.

1.日   程 2025年9月20日(土)~22日(月)(一般発表・シンポジウムは20日(土)~21日
(日),ただし代議員会は19日(金)午後もしくは20日(土)午前中に予定)

2.会   場 〒036-8560 青森県弘前市文京町1 弘前大学

3.一般発表の形式と方法
一般発表には,①口頭発表と②ポスター発表があります.発表者(連名発表の場合は第1著者および口
頭説明者)は日本地理学会の会員に限ります.口頭発表およびポスター発表を通じて,筆頭で発表(も
しくは口頭説明)できる演題は1題のみです.シンポジウム発表との重複はこの限りではありません.
発表申し込みには会員IDが必要です(会員IDを持たない入会希望者の発表申込については,学会事務局
まで問い合わせて下さい).会員IDは「地理学評論」送付封筒宛名のラベルに書かれています.

1)口頭発表は,発表時間15分,質疑応答4分です.後日発表されるプログラムの時間に行って下さい.
発表に際してプロジェクタを使用できます.会場での資料配布はできません.プロジェクタを使用する
場合には,Windows版のPowerPoint 2019で起動するファイルをUSBフラッシュメモリに保存して持参
して下さい.事前に各自でウイルスチェックを必ず行って下さい.

2)ポスター発表は,指定された展示場所に掲示し,20分程度の口頭説明を行って下さい.20日(土)
17時~18時と21日(日)の昼休み前後を口頭説明のコアタイムとして設定します.ポスターパネルの
標準的な大きさは幅90㎝×高さ180㎝(1枚)です.ポスター会場では資料配布も可能です.

4. 発表申し込み方法
 一般発表およびシンポジウム発表は,本学会ホームページから発表登録(登録期間:2025年7月7日
(月)正午~7月18日(金)23時59分)をすませた上で,発表要旨集版下原稿のPDFファイルを送付して
下さい.登録の方法や版下原稿の作成要領,送付の手続等については,日本地理学会ホームページの
「2025年秋季学術大会発表予定者へのお知らせ」を参照下さい.なお,登録終了時刻直前はアクセス集
中によりファイル送信に時間がかかる場合がありますので,時間に余裕をもって登録下さい.
一般発表においては「グループ発表」として,関連する複数の発表を連続する時間帯(口頭発表)ある
いは場所(ポスター発表)にまとめることができます.グループ発表を希望する場合は,代表者が発表
者名と演目を発表順に記したリストを,7月18日(金)までに集会専門委員会まで電子メールでお送り下
さい.また,シンポジウムについては,オーガナイザーがプログラム案を上記期日までにお送り下さい
(発表登録は上記の方法で各自が必ず登録して下さい).
なお,プログラム編成は集会専門委員会が行い,発表者が日時に関して要望することはできません.ま
た,締切りや要旨の書式が守られていない申し込みは受け付けられません.

5. 研究グループ集会の会場申し込み
研究グループの集会は,9月21日(日)午後に設定する予定です.希望される場合は,①研究グループ
名,②責任者氏名・連絡先,③開催希望時間(前半あるいは後半のいずれか),④参加見込み人数を7月
18日(金)までに学会事務局気付で集会専門委員会宛に電子メールで申し込んで下さい.会場の都合で
御希望に添えない場合もあります.また学会が提供するものは会場のみです.

6.大会参加申し込み・参加費
大会参加費の支払いについては,指定銀行口座への事前払い込み制度を御利用下さい.当日会場払いの
参加費は,事前振り込みの場合よりも1000円高く設定されます.事前払い込みの締切りは9月12日(金)
の予定です.締切りを過ぎた場合は当日会場で参加費をお支払い下さい.
なお,事前払い込みにはあらかじめオンラインによる大会参加登録が必要です.事前払い込みを御利用
下さいますようお願いいたします.
詳細については,学会ホームページ(8月上旬頃掲載)でお知らせいたします.その際にも宛名ラベルに
書かれている会員IDが必要になります.なお,高校生以下は無料です.

7.託児所について
お子様を連れて御参加の方は,弘前駅前公共施設ヒロロスクエアの「託児室」を利用できます.託児所
利用希望の方は直接申し込んで下さい.利用時間帯,利用料金,支払い方法等の詳細につきましても直
接お問い合わせ下さい.URL https://www.hirorosquare.jp/erea1_3.html

8.高校生ポスターセッション
秋季大会においてはオンライン(質疑応答の機会あり)で実施します.優秀作品の表彰も行います.
申し込み方法等詳細.

9.巡検の内容,参加申し込み,参加費

第1班「十和田湖および奥入瀬渓流の地形と新たなツーリズムの試み」

開催日 9月22日(月)

趣 旨
青森県と秋田県の県境に位置する十和田湖,そこから流れでる奥入瀬渓流は,国の特別名勝及び天然記
念物に指定を受けており,その優れた景観から毎年多くの観光客が訪れている.本巡検では,十和田カ
ルデラの火山地形,観光地としての十和田湖湖畔の現在の状況,フィールドミュージアム構想をはじめ
とした奥入瀬渓流の新たな観光への取組みなどを紹介する.本巡検では,自然環境とともに自然と人と
かかわりに関する現状について,多角的な視点から現地を学ぶ機会としたい.なお,奥入瀬渓流では,
案内者による解説のほか,奥入瀬自然観光資源研究会のガイドにより現地を散策する予定である.

集合
9月22日(月)8:00 JR弘前駅東口

解散
9月22日(月)18:30:JR弘前駅城東口(16:40:JR七戸十和田駅,→17:40:青森空港)

コース
JR弘前駅城東口―発荷峠展望台(十和田カルデラの全景観察)―十和田湖ビジターセンター―十和田神
社(鎌倉時代からの修験道との関わり)―乙女の像(十和田湖の成因と地形学的特徴・カルデラ湖の形
成)―休屋(昼食:各自)―奥入瀬渓流(フィールドミュージアム構想に基づくガイドによる解説,子
ノ口制水門,奥入瀬渓流における近年の土砂堆積)―奥入瀬渓流館(休憩)―JR七戸十和田駅―青森空
港―JR弘前駅

案内者
鄒 青穎・小岩直人(弘前大),奥入瀬自然観光資源研究会・十和田湖ビジターセンター

募集人員
20名(会員限定・申し込み順)

参加費
4,000円程度(バス代・施設入館料・保険代・資料代として(昼食代別).参加人数によって1人当たりバ
ス代が変動するため,参加人数確定後に決定します.

申込締め切り
8月31日(日)(定員に達し次第締め切ります)

申込先
URL https://forms.gle/xYZD3kwnhzSPkENCA
・回答内容に ①氏名(フリガナ) ②所属 ③電話番号(当日ご連絡が可能な電話番号をお知らせ下さ
い) ④家族など本人以外の緊急時連絡先 ⑤住所 ⑥E-mail ⑦帰りに下車予定の駅(ご希望の降車
駅・空港) を記載して下さい.
・上記を回答のうえ8月31日(日)までに必ずフォームにてお申し込み下さい.
個人情報は主催者からの連絡,および保険加入のために利用させていただきます.
・問い合わせ先 弘前大学農学生命科学部 鄒 青穎(ツォウ チンイン)  
 電話0172-39-3842  E-mail: tsou.chingying【at】hirosaki-u.ac.jp
問合せの際はメールタイトルに,「日本地理学会巡検」と記載してお送り下さい.

第2班「北下北ジオパーク巡検――本州最北端「まさかりの大地」に学ぶ――」

開催日 9月22日(月)・23日(火)

趣 旨
本巡検は,日本地理学会ジオパーク対応委員会と下北ジオパーク事務局で共催する.下北ジオパークの
津軽海峡・陸奥湾側のエリアを対象に,本州最北端の自然と人々の営みが織りなす「まさかりの大地」
を学ぶ.本巡検を通して,下北半島の地形や日本の地域がおかれている現状について体感し,議論する.
・22日:海岸段丘や津軽海峡などの自然景観を中心に見学
・23日:「日本で最も美しい村」連合に加盟している佐井村など、津軽海峡側の人々の営みを中心に見学
(仏ヶ浦も訪ねます)

集合
 9月22日(月)11:10 下北駅

解散
 9月23日(火)18:00ごろ サンマモルワイナリー下北駅

コース
下北駅集合(11:07着の列車)―大畑八幡宮―下風呂温泉郷(昼食、散策)―大間崎―佐井村(民宿みや
の泊、1泊2食付き8,000円)―佐井村村内見学(昼食含むまたは脇野沢にて昼食)―仏ヶ浦―牛滝―脇野

沢漁港―サンマモルワイナリー下北駅(18:17発八戸行きへ接続)

案内者
日本地理学会ジオパーク対応委員会・下北ジオパーク事務局

募集人員
15名程度(先着順、会員限定)

参加費
25,000円程度(バス代、保険、宿泊費(1泊2食付き)、昼食代込み).参加人数によってバス代が変動す
るため,参加人数確定後に決定します.

申込締め切り
8月26日(火)(定員に達し次第締め切ります)

申込先
URL https://forms.gle/YiBmJ1PcmLFjuPNb8

第3班「弘南鉄道大鰐線とその沿線の公共交通」

開催日 9月22日(月)

趣 旨
2027年度末での運行休止(事実上の廃止)が予定されている弘南鉄道大鰐線(中央弘前〜大鰐間)につ
いて,実際に乗車し,その沿線を歩いて観察することを主な目的とする.特に,沿線のバス路線などと
の関係にも着目し,なぜこの鉄道が廃止を余儀なくされたのか,鉄道廃止によって沿線住民にはどのよ
うな影響が生じるのかを考えてみたい.
なお、巡検時には現地の公共交通事情を熟知する澤田 誠さん(弘前市在住・まち探検家)にもご参加
いただき,解説等をお願いする予定である.

集合
9月22日(月)9:00  弘南鉄道大鰐線中央弘前駅

解散
9月22日(月)16:00ごろ JR弘前駅

コース
中央弘前駅(大鰐線)―弘南学院大前駅(徒歩)―三中校前(弘南バス15系統)―住吉入口(徒歩)―
中央弘前駅(大鰐線)―津軽大沢駅(大鰐線)―義塾高校前駅(徒歩)―石川西口(弘南バス10系統)
―大鰐温泉前(各自昼食)―大鰐駅(大鰐線)―中央弘前駅

その後弘前市内において弘前市の公共交通担当者もしくは弘南鉄道・弘南バスの担当者へのインタビュー
等を調整中 ※中止の可能性あり
また,詳細は一部変更する場合があります.

案内者
岩谷恭弥(早稲田大・非),須田昌弥(青山学院大),山田淳一(立正大)

募集人員
20名

参加費
弘南鉄道の一日乗車券(¥1,000)を各自ご購入下さい.中央弘前駅の他,弘南線の弘前駅(JR弘前駅に
隣接)でも購入できます.
モバイル乗車券もありますのでそちらを購入いただいても構いません(運賃は同額).
参照 URL https://ticket.jorudan.co.jp/konantetsudo/dkk-1d/ja/index.html?sitein=bnr_Konan_Official_site
その他(バス運賃など)も現地でお支払いいただきます.

申込締め切り
9月1日(月)

申込先
ULR https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfcceUHjBa6ZR9HgUZ7REFlbNaIgncmt9o1xOwo7K6tYwvHGA/viewform?usp=sharing&ouid=104484778178449373826