2022年秋季学術大会 大会案内

2022年日本地理学会秋季学術大会を香川大学幸町(教育学部)キャンパスにて下記の要領で実施いたします.

1. 大 会 日 程

9月21日(水)~27日(火) 高校生ポスターセッション(オンライン開催)
9月23日(金) 10時30分~12時00分 代議員会
  13時00分~16時20分 口頭発表
  13時00分~18時00分 ポスター発表 (コアタイム:17時~18時)
  13時00分~16時00分 シンポジウムS1(公開):地域活性化の研究と実践
――地域密着型ビジネススクールと地理学の接点――
(第1会場)
(香川大学大学院地域マネジメント研究科共催)
9月24日(土) 9時00分~12時00分 シンポジウムS2(公開):地図・地理情報システムと地誌学習(第1会場)
  9時00分~14時20分 口頭発表
  9時00分~15時00分 ポスター発表(コアタイム:11時40分~12時10分)
  13時00分~16時45分 シンポジウムS3(公開):「地理総合」開始後の地理教育における課題と展望(第1会場)(日本学術会議地理教育分科会と共同主催)
  13時00分~15時30分 公開講演会:香川の魅力を再発見する–自然環境,歴史・文化,地域社会・産業の視点から–(第6会場)(香川大学教育学部後援)
  13時00分~17時00分 研究グループ集会
9月25日(日) 9時00分~17時00分 巡検第1班「高松市中心商店街と瀬戸内の島(豊島中心)を巡る」
  9時00分~18時00分 巡検第2班「ジオフードの視点で探訪するサステナブル小豆島」

2.大 会 会 場

  • 香川大学幸町(教育学部)キャンパス 〒760-8522 香川県高松市幸町1-1
  • 連絡先 平 篤志(教育学部)   e-mail: taira.atsushi(at)kagawa-u.ac.jp  電話 087-832-1581

3.会場への交通案内

駐車場がありませんので,公共交通機関を御利用下さい。

〔高松空港から〕

  • 高松空港→県庁通り中央公園前,または高松駅前下車

〔JR高松駅から〕

  • ことでんバス 下笠居線11番系統「幸町」下車,13番系統「宮脇町」下車 
    ただし本数が少ないので注意.
  • JR高徳線乗車,次の「昭和町」で下車,東方へ徒歩約8分 1時間に1~2本程度.
  • 徒歩 南西方向へ約20分

大学へのアクセス・キャンパスマップ https://www.kagawa-u.ac.jp/access/saiwai/

  • 受 付     教育学部1,2階ピロティ
  • 第1~6会場  教育学部1階
  • ポスター会場  教育学部2階
  • 書籍展示    教育学部1階
  • 会員控室    教育学部1階

 

4.大会参加の諸費用

大会参加費:

  • 正会員             3,000円
  • 正会員(院生・学部学生)    1,500円
  • 一 般(非会員)        3,500円
  • 一 般(非会員院生・学部学生) 2,000円(高校生以下は無料)
    ※公開シンポジウムへの参加は無料です.

発表要旨集:  2,000円 会場受付で販売します.

大会参加費と懇親会費の領収証発行は省略し,名札の発行をもって代える予定です.特に,領収証を必要とされる方は,受付手続きの際にお申し出下さい.

今回の受付では,キャッシュレス決済が御利用いただける予定です(クレジットカード,PayPay,交通系ICカード,WAON,楽天Edy等).受付での参加費等の支払いをスムーズに行うため,事前登録に御協力をお願いいたします.

5.事前参加登録について

 本大会では,参加予定者の情報を事前に把握することで,現地会場での受付・参加費等の支払いを円滑に進めたいと考えております.また,新型コロナウイルス感染症の拡大状況等によって,万が一にオンライン開催に変更になった場合には,事前参加登録者宛に,オンライン参加に必要な情報を送付させていただきます.
 以上の理由から,参加者の皆様には,事前参加登録をお願いしています.

6.シンポジウム概要

・シンポジウムS1(公開) 地域活性化の研究と実践――地域密着型ビジネススクールと地理学の接点――

 研究や学びを地域の問題解決に活かそうとする実践的な動機を持つ社会人が多く学ぶ地域密着型のビジネススクールである香川大学大学院地域マネジメント研究科と,地域の現実に多様な角度からアプローチする伝統と蓄積を有する地理学は,志向性に共通する部分を持っている.このシンポジウムでは両者が相互に交流し刺激し合うことで,研究の質を高めるとともに,研究の焦点のあて方,研究を実践的に活用するポイントを探索したい.
プログラム

・シンポジウムS2(公開) 地図・地理情報システムと地誌学習

 GIGAスクール構想の実現によって小中高等学校のICT教育は飛躍的に発展した.今,ICTを活用した地理授業は効果的な取り組みとなっているのか.小学校,中学校社会科地理的分野の地誌学習,高等学校地理総合におけるICTを活用した地理授業を中心に検討したい.また,今後に向けて,魅力的な実践(ドローンの活用)を例に検討したうえで,次の改訂に向けた方向性,系統と地誌とのバランスを考えたい.「地理総合」は「地誌学習ではない」とされていることで,中学校社会科地理的分野とも高校「地理探究」とも学習がつながりにくい,という課題を抱えている.
 今後に向けて,コンテンツベース(地誌)とコンピテンシーベース(地理的見方・考え方)は対立概念ではなく,系統性を重視しながら工夫によりどちらの育成も必要なのではないか,と考え,小中高等学校の地誌学習について再検討したい.
プログラム

・シンポジウムS3(公開) 「地理総合」開始後の地理教育における課題と展望

 高校での必履修科目「地理総合」が始まり,それにかかわる地理教育の課題がみえてきた.さらには,小学校から中学校,そして大学における地理教育の課題もでてきている.そこで,本シンポジウムでは,「地理総合」をはじめとする地理教育の課題を実施形態および自然地理・環境防災,地誌国際理解,地図/GISといった学習内容,さらには大学教育までを含めて整理し,持続可能な地理教育とするための議論をしていく.
プログラム 

7.会場周辺の宿泊施設について

 連休と重なり,宿泊施設は混雑が予想されます.宿泊予定の方は,各自で早めの予約をお願いします.

8.食事の案内

大会会場に隣接する大学会館学生食堂で昼食がとれるよう調整中です. 

9.託児について

 一時保育サービスについては,「保育サポートひまわり」(電話 087-867-7920,URL https://himawari-kids.net/)を紹介いたします.高松市香西本町にあるイオンモール高松店内(大会会場より車で10分程度)の保育施設です.9月15日までに連絡すれば,一時利用が可能です.利用料金は,子ども1人1時間あたり0歳児1,500円,1歳児以上は1,300円(税抜き)です.利用希望者は,保育サポートひまわりトップページの「サービス」のバナー下部の「日本地理学会秋季学術大会・一時保育サービス」より申し込みをして下さい.

10.巡検の集合時間・場所

  • 第1班「高松市中心商店街と瀬戸内の島(豊島中心)を巡る」(日帰り)
    9月25日(日)9時 丸亀町商店街内丸亀町グリーン広場
  • 第2班「ジオフードの視点で探訪するサステナブル小豆島」(日帰り)
    9月25日(日)8時 JR高松駅改札前

11.口頭発表について

 人名の印は口頭発表者を示します.発表時間は討論・交替時間を含めて19分とし,1鈴12分,2鈴15分(発表終了),終鈴19分(討論終了)となります.発表時間枠が固定されていますので,発表者および座長は発表時間を厳守して下さい.

 なお,液晶プロジェクターの使用者はWindows版のPowerPoint2016で正常に表示されることを確認したファイルを, USBメモリー (Windows で読み込めるフォーマット)に保存して御持参下さい.事前に各自で必ずウイルスチェックを行い,発表会場の午前,午後の最初の発表開始20分前までに会場係に渡して下さい.報告後,パソコン上のファイルは御自身の責任で削除をお願いいたします.

12.ポスター発表について

 ポスター発表は,9月23日(金)13時~18時と24日(土)9時~15時に,ポスター会場(教育学部2階)で行います.展示場所を指定しますので,この場所で口頭説明を行って下さい.口頭説明の時間は任意ですが,今大会では,23日(金)の17時~18時と24日(土)の11時40分~12時10分を口頭説明のコアタイムとして設定します.発表者はこの時間帯に20分程度の口頭説明と質疑応答を行って下さい.ポスターの標準的なサイズはA0サイズ(841mm×1189mm)×1枚です(このサイズ以下であれば掲示は可能です).会場での資料等の配布は自由です.

 掲示方法は会場係の指示に従って下さい.掲示に必要な画鋲類は,用意しております.展示物は9月23日(金)12時から掲示できます.9月24日(土)15時から16時の間に各自の責任で片付けて下さい.24日(土)16時の時点で片付けられていないポスター等は,大会実行委員会にて処分します.

13.出張依頼状・発表要旨集について

  • 出張依頼状の必要な方は,1.出張期間,2.依頼状提出先,3.依頼状送付(返信)先を明記し,切手を貼付した返信用封筒を同封の上,学会事務局へお申し込み下さい.
  • 定期購読をされている方で発表要旨集が9月14日(水)までに未着の場合は,学会事務局へお申し出下さい.

14.第1回公開講演会「香川の魅力を再発見する
  ――自然環境,歴史・文化,地域社会・産業の視点から――」

  • 日 時:9月24日(土) 13時~15時30分
  • 会 場:第6会場
  • 内 容:
    地理学のアウトリーチ活動の一環として,学術大会開催地での一般市民と地理学との交流を図る公開講演会で,一般の人々が地理学に親しみ,地理学を身近なものとすることによって,地域への理解をより深め,持続可能な社会づくりを考え行動する一つの機会になることをめざすものです.
  • プログラム:
    ・講演① 自然環境 長谷川修一(香川大学特任教授)
    「讃岐うどん文化は中央構造線の賜物?」
    ・講演② 歴史・文化 守田逸人(香川大学教育学部)
    「中世善通寺領の史実と伝承を歩く――「空海誕生地」の領域空間」
    ・講演③ 地域社会・産業 平 篤志(香川大学教育学部)
    「東かがわ地域の手袋産業――独自ブランドの構築を目指して」
    ・パネルディスカッション(講師と参加者とのやりとりを含むパネルディスカッションを予定)
  • 参加申込:大会参加者も事前に申し込みが必要です.こちらからお申し込み下さい.定員(150名)に達した時点で受付を終了いたします.
  • 連絡先:日本地理学会企画専門委員会(kikaku@ajg.or.jp)

15.無線LAN利用について

 大会当日,配付資料で利用方法について御案内する予定です.

16.その他

新型コロナウイルス対策に御協力下さい。詳細については,当日配付資料でお知らせします

17.大会役員

 平 篤志(実行委員長),寺尾 徹,原 真志,西村美樹,古田 昇,佐藤勝典,神野幸隆

18.口頭発表座長表

  9月23日(金)午後 9月24日(土)午前 9月24日(土)午後
第1会場 シンポジウムS1  シンポジウムS2  シンポジウムS3 
第2会場  210~212 長谷川 直子 231~232 吉田一希 240~241 鈴木比奈子
213~215 久保田尚之 233~235 澤田結基 242~243 南雲直子
216~219 浜田 崇 236~238 村山良之    
第3会場 310~311 小寺浩二  331 立岡裕士    
312~313 大八木英夫 332 廣瀬俊介    
314 手代木功基 333 横山秀司    
315~316 吉田圭一郎 334~336 横山 智    
317 手代木功基 337 伊藤徹哉    
第4会場 410~412 吉田国光 431~433 山元貴継 440~443 大城直樹
413~415 森田匡俊 434~436 服部亜由未    
416~419 田部俊充  437~438 大平晃久    
第5会場 510~512 兼子 純 533~535 片岡博美 540〜542 福本 拓
513~515 河本大地 536~538 畠山輝雄     
516~518 栗島英明        
第6会場     633~635 久木元美琴 公開講演会
    663~638 久井情在

19各研究グループの研究例会開催について

9月24日(土)午後に,教育学部で開催されます.会場は大会時にお知らせします.

13時~15時開催

  • 都市気候環境研究グループ
    ・中川清隆*・渡来 靖(立正大):都市ヒートアイランド研究の古典 40 選における日本文献の位置付け
    ・日下博幸(筑波大):都市がサーマルと積雲に与える影響について レビュー
  • 中国地理研究グループ
  • 少子高齢化と地域問題研究グループ
    ・松岡由佳(函館高専): 精神障がい者施設と地域社会―日本における「脱施設化」の地域的展開と課題―
  • 水文地理学研究グループ

15時~17時開催

  • 都市の社会・文化地理学研究グループ
    ・田中雅大(東京大):コミュニケーションとコンピュテーション
      ――英語圏人文地理学におけるデジタル地理学の展開――
  • 成熟社会におけるローカル・ガバナンスの地理学研究グループ
    ・近藤祐磨(金沢大):環境ガバナンス研究におけるスケールとネットワーク―環境保全活動の分析視角―
  • 空間的な視野に基づく交通研究グループ
  • 台湾の地理研究グループ