2012年春季学術大会・巡検計画の概要および参加申込み

巡検は,先着順に必要事項を記入したメールで受け付けます.巡検に参加を希望される方は,参加者氏名,住所,電話番号,メールアドレス,所属を記入し,下記のアドレスにお送り下さい.締切りは第1班2012年3月5日(月)、第2班2012年3月2日(金)です.折り返し,参加費の支払方法と当日の案内をお知らせします.

第1班 江戸から近未来への「街歩き観光」の諸相をあるく、みる、きく――スカイツリーと新しい下町観光――

趣 旨
 この巡検は,日本地理学会の観光地域研究グループが中心となって行うものであり,浅草とスカイツリー界隈を経て錦糸町ないしは両国までを徒歩巡検で観察し,さまざまな地域資源を見直し再評価しながら,利用する観光地域づくりの諸相と存在形態を検討する.特に,スカイツリー開業にともなう下町観光の新たな展開を明らかにすることを主要な目的にしている.江戸期の台東区と墨田区は大川(現在の隅田川)を挟んで,郊外のレクリエーション空間として位置づけられていた.しかし,そのようなレクリエーション空間としての位置づけは都市域の拡大とともに薄まり,その面影は少なくなり,下町の産業空間として位置づけられるようになった.このような産業空間がスカイツリーの開業にともない新たな観光空間として再編されようとしている.このような新たな観光空間づくりがどのような地域資源によって支えられ,それらがスカイツリーとともに観光地域づくりにどのように活かされているのかを現地で検討し議論する.

集 合
 3月30日(金)9時30分 JR東武「浅草」駅改札出口 雨天決行

解 散
 3月30日(金)17時 JR「両国」駅ないし「錦糸町」(予定)

コース
浅草駅-花川戸公園-待乳山聖天-北浅草界隈-桜橋-長命寺-隅田公園-(一時解散して 昼食)-北十間川-スカイツリー-街の小さな博物館-職人体験観光-錦糸町界隈-両国界隈-両国駅あるいは錦糸町駅(集合駅と離れていますので注意下さい)
*現地までの交通費と昼食代は,自己負担となります.御了承下さい.

案内者
菊地俊夫(首都大),吉田 樹(首都大),有馬貴之(首都大),飯塚 遼(首都大・院)

募集人数
 25名

参加費
 500円(資料代)

地形図
 10,000分の1地形図の「上野」,「日本橋」,「青戸」,「亀戸」

その他
この巡検は,徒歩を中心としており,歩きやすい服装で御参加下さい.また、集合場所と解散場所が離れていることも考慮してください.

申込締切り
 3月5日(月)

参加申込み・問合せ先
 申込方法 参加者氏名,住所,電話番号,メールアドレス,所属を記入し,下記のアドレスにお送り下さい.
 〒192-0397 八王子市南大沢1-1 首都大学東京 都市環境科学研究科 菊地俊夫 電話 042-677-2761
e-mail: kikuchan@tmu.ac.jp

第2班 多摩・相模原における丘陵・段丘地形の発達史

趣  旨
  東京から神奈川にかけて広がる多摩丘陵と相模原野台地の地形発達を紹介する.地形発達を考える際に,同地域は関東平野の一部であり,山地域と 平野部の境界部に位置し,相模川流域の最上流部には富士火山が位置するという視点をもつ.このため,紹介する地形地質は第四紀前半頃の中津層・上総層群,中期更新世の多摩面・御殿峠礫層,そして後期更新世以降に形成された相模川沿いの河成段丘群とそれを覆う関東ローム層である.巡検ではバス等で移動し,5~7地点程度の場所で地形と露頭観察を行う.

集 合
 3月30日(金)9時 京王相模原線 南大沢駅(京王相模原線)か橋本駅(京王相模原線・JR横浜線)を予定

解  散
 3月30日(金)17時 京王相模原線 橋本駅を予定

コース
南大沢駅あるいは橋本駅―都立長沼公園または御殿峠―大正坂(相模原市下溝)―昼食―無量光寺(相模原市当麻)―田名向原遺跡(相模原市塩田)―陽原面段丘崖(相模原市塩田)―橋本駅

案内者
 鈴木毅彦(首都大),植木岳雪(産総研)

募集人員
 22名(最少催行人数15名)

参加費
 4,500円(資料代,車借り上げ代費用を含む)

地形図
 2.5万分の1地形図「八王子」,「武蔵府中」,「上溝」,「原町田」

申込締切り
 3月2日(金)

参加申込み・問合せ先
 申込方法 参加者氏名,住所,電話番号,メールアドレス,所属を記入し,下記のアドレスにお送り下さい.
 〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1 首都大学東京都市環境学部地理環境コース 鈴木毅彦
 電話 042-677-2590  FAX 042-677-2589  e-mail:suzukit@tmu.ac.jp