「地理関連学会連合」についての提案

1997.12.13

地理関連学会連合要綱(案)

(日本地理学会渉外広報委員会/常任委員会提案の原案)

  1. 組織の性格: 地理関連学会連合は、地理関連の学会等の学術団体を母体とする自由なネットワーク型の連合組織とする。
  2. 目的と活動: この連合は、地理あるいはそれと関連する地図、地域、環境、情報などにかかわる学問分野の振興と普及を目的とする活動を行い、また加入学会間の円滑な情報交換を目的とする活動を行う。
  3. 加入: この連合への加入と脱退は各学会の自由意志による。学術会議の登録団体は参加の意志を表明すれば自動的に加入することができ、それ以外の学会・学術団体等の場合は総会の議による。
  4. 加入の形態: 総会に代議員を送ってこの連合の維持運営にかかわる「運営加入学会」と趣旨に賛同するが代議員を送って運営に関与することはしない「賛同加入学会」の2種類の加入形態を設ける。その選択は各学会の自由意志による。
  5. 総会: この連合の意志決定機関として総会をおく.運営加入学会はその学会の意志を代表できる代議員1名を総会に送る。欠席する場合は議長への白紙委任を認める。総会は運営加入学会からその都度派遣される代議員(各1名)と役員(議長・副議長・運営委員)で構成される。賛同加入学会はオブザーバーを出席させることができる。また関連する学術会議会員・研連委員に出席を要請することができる。総会は年に1回程度開催する。
  6. 役員の任務と選出方法: 対外的にこの連合を代表する議長、実務の責任者である副議長、分担して実務にあたる運営委員7名をこの連合の役員とする。役員は総会の無記名投票により過半を得ることによって選任される。役員は代議員と重複しても良いし、しなくても良い。運営加入学会は役員の選出が行われる総会に対して、あらかじめ役員の候補者を推薦することができる。その役員候補者は代議員と重複していても良いが、その代議員が役員に選出された場合は、その学会は次の総会に代議員1名を補充することができる。選出方法については必要があればさらに細則をもうけることができる。
  7. 運営委員会: 運営委員会は議長・副議長と7名の運営委員で構成される。運営委員会の判断により必要に応じて2名までの幹事を依嘱し加えることができる。運営委員および幹事は実務を分担する。運営委員会は必要に応じて開催され、合議によりこの連合の業務を行うとともに、その活動を総会に報告し承認を得る。運営委員会の実務に関する内規・細則等の設定や変更は総会の承認を必要とする。
  8. 役員の任期: 議長・副議長、運営委員・幹事の任期は2年とし、再任を妨げない
  9. 業務と費用負担: 成立後3年間は、通信連絡、広報活動などの業務とその費用は日本地理学会事務局が代行し負担する。その後は総会の議によって定める。
  10. 補則(発足・活動開始までの手順等): この連合はこの要綱(案)の趣旨にそって行われる1998年春の発足準備会(要綱の総会に相当)の議によって発足する。そして発足準備会を第1回総会に切り替え、要綱を審議制定する。なおこの連合の活動開始は役員の選出を行う第2回総会後とする。それまでの間、第1回総会で選任された世話人2名と日本地理学会渉外広報委員長(あて職)が合議の上、第2回総会開催準備にかかわる実務を担当する。