2022年春季学術大会 大会案内

2022年日本地理学会春季学術大会を,下記の通り東京大学をホスト校としてオンラインで実施いたします.

1. 大 会 日 程

3月18日(金) 15時00分~17時00分 代議員会
 
3月19日(土) 9時00分~16時40分 口頭発表
  9時00分~16時40分 ポスター発表 (12時〜13時を口頭説明のコアタイムとして設定します)
  9時00分~16時40分 高校生ポスターセッション
  9時00分~12時00分 シンポジウムS1:世界地誌学習の新たな方向性
――中国地誌をどうとらえるか――
(第1会場)
(地理教育公開講座委員会主催公開シンポジウム)
  9時00分~12時00分 シンポジウムS2:伊能図を検証する
――伊能忠敬の地図作製――
(第2会場)
(理事会主催公開シンポジウム)
  13時00分~16時30分 シンポジウムS3:災害・防災について地理学は何を教えるのか
――小・中・高の防災教育リレーを考える――
(第1会場)
(災害対応委員会,地理教育専門委員会主催公開シンポジウム)
  16時45分~17時30分 会長講演(第1会場)
  17時30分~18時00分 表彰式(第1会場)
 
3月20日(日) 9時00分~16時40分 口頭発表
  9時00分~24時00分 ポスター発表
  9時00分~24時00分 高校生ポスターセッション
  13時00分~17時00分 シンポジウムS4:日露協働によるシベリアの環境変化研究 (第1会場)
(理事会主催公開シンポジウム)

2.大 会 会 場 オンライン

シンポジウムと一般の口頭発表はZoomによるオンライン開催となります.ポスター発表はWeb版のDropboxを,高校生ポスターセッションは専用の特設サイトを用いたオンライン開催となります.

会場入口(Zoom URL等)は 参加登録サイト からご確認いただけます(事前参加登録が必要です).

3.参 加 登 録

発表登録をしていただいた方は,その完了をもって,参加登録に代えさせていただきます.今大会では,改めて参加登録していただく必要はありません.共同著者の方で学会に参加される方と,視聴のみの学会参加者の方は,別途参加登録をしていただく必要があります.日本地理学会ホームページから登録して下さい(参加登録ページ).参加登録の期間は,3月14日(月)までとなります.

4.大会参加の諸費用

参加費は 正会員3,000円,学生会員1,500円,視聴のみの方は正会員1,000円,学生会員無料,非会員3,500円,非会員(学生)2,000円,また,公開シンポジウムのみの視聴の方は無料です.下記のゆうちょ銀行の振り込み口座に3月15日(火)までにあらかじめ振り込んで下さい.郵便局備え付けの払込取扱票の通信欄・インターネットからの振込のメッセージ欄に「タイカイサンカヒ」あるいは「大会参加費」と御記入下さい.

 加入者名 公益社団法人日本地理学会: 郵便振替口座 00140-6-12578

 他金融機関からのお振り込みの場合: ○一九(ゼロイチキュウ)店(019) 当座0012578

発表要旨はJ-Stageで後日公開されますが,紙媒体の発表要旨集も刊行いたします.定期購読者以外の方には2,000円で販売いたしますので,入手ご希望の場合には,学会事務局までメールでお申し込み下さい. 

5.シンポジウム発表

Zoomによるオンライン発表を行います.人名の*印は口頭発表者を示します.発表時間(討論・交代時間を含む)は,シンポジウムによって異なりますので,オーガナイザー・座長の指示にしたがって下さい.発表者・座長は発表時間を厳守して下さい.

6.シンポジウム概要

・シンポジウムS1:世界地誌学習の新たな方向性 ――中国地誌をどうとらえるか――

日本地理学会地理教育公開講座は世界地誌学習の充実のために,海外のフィールド研究を積極的に行っている地理学者と地理教育実践者のコラボレーションを行ってきた.世界地誌学習は多様な世界―自然・産業・民族・文化・宗教等―を読み解き,自らの生き方,地域や国の未来を考える学習である.中国地誌は,日中両国が辿った歴史と文化,現代の政治的諸関係,経済的結合等を考えれば,最も身近な世界地誌学習とも言えよう.本シンポジウムでは,中国地誌学習に活用できる最新情報の共有と授業実践の視点を提示したい.
→プログラム

・シンポジウムS2:伊能図を検証する――伊能忠敬の地図作製――

文政4年(1821)の最終版伊能図の完成以前に作製・複製された測量下図・定稿図・上呈図原図の稿本(針穴本)や大名家献上本などの分析から,最終版伊能図の成立に至る過程を検証したい.
→プログラム

・シンポジウムS3:災害・防災について地理学は何を教えるのか
         ――小・中・高の防災教育リレーを考える――

2022年度から高等学校で「地理総合」が新たな必修科目となり,「自然災害と防災」が柱の一つとなる.また,小学校の「社会」や中学校の「地理的分野」においても,学習指導要領の改訂によって自然災害や防災に関するカリキュラムの充実が既にはかられている.このように小学校から高等学校に至る防災教育において地理学からの貢献が期待される中,一貫性をもって積み上げられるような学習内容の構築が必要であろう.その際,災害・防災は地理以外でも取り扱われることや,災害・防災の教育内容を教科固有の目標の中に位置づける必要があることを考慮しなくてはならない.本シンポジウムでは,このような学校教育の状況を踏まえつつ,小・中・高のリレーを見据えた防災教育における地理学の貢献のあり方を模索する.
→プログラム

・シンポジウムS4:日露協働によるシベリアの環境変化研究

地球温暖化の影響は冬季の北半球高緯度で顕著にみられると言われており,実際,シベリアでは,永久凍土の温暖化による荒廃現象,森林火災などに代表される様々な環境の劣化が生じている.また,シベリアでは21世紀に入ってから,夏季の熱波や異常降水年、冬季の異常積雪などの極端気象も発生しており,降水も含めた極端現象が水循環変化を通して環境に与える影響も懸念される.本シンポジウムでは,日露共同研究の進展によるシベリアでこれまでに生じてきた環境変化の実態理解とその将来予測を示しつつ,今後我々がどのように協働を深めて対処すべきかについて議論したい.
→プログラム

7.一般の口頭発表

Zoomによるオンライン発表を行います.人名の*印は口頭発表者を示します.発表時間(討論・交代時間を含む)は20分となります.発表者・座長は発表時間を厳守して下さい.

8.ポスター発表

ポスターは,3月19日(土)~20日(日)24時まで,Web版のDropboxを用いて掲示します.指定されたURLにPDFファイルを転送して下さい.3月19日(土)11時よりポスターへのコメントが可能になります.3月19日(土)の12時~13時をポスター発表のコアタイムといたします.発表者はこの時間帯に質問に答えて下さい.

9.高校生ポスターセッション

高校生ポスターセッションは,3月19日(土)~20日(日)の期間に,高校生ポスターセッション用特設サイトで行います.詳細については,ホームページを参照して下さい.

10.参加者へのお願い

シンポジウム・口頭発表にZoomで参加して質問される方は,各オーガナイザー・座長の指示にしたがって下さい.ポスター発表や高校生ポスターセッションでも質問することができます.各イベントで質問される方は,公益社団法人日本地理学会倫理綱領(http://www.ajg.or.jp/wp-content/uploads/2017/05/ajg-rinri_kouryo.pdf)を厳守して下さい.

11.大 会 役 員

大会実行委員長 永田淳嗣

実行委員 松原 宏,梶田 真,鎌倉夏来,田中雅大,原 裕太,岡部遊志,上村博昭,久井情在,申 燕知