ジオパーク対応委員会

2010年度活動報告

 委員長:小泉武栄
 委 員:岩田修二、菊地俊夫、金田章裕、中井達郎、松本 淳、目代邦康、渡辺悌二

 本委員会は日本地球惑星科学連合2010年大会において、公開セッション「ジオパーク」を日本地質学会、日本地理学会とともに開催した。また名古屋大学で開催された日本地理学会秋季学術大会においては、公開シンポジウム「ジオパークと地域振興」を開催した。シンポジウムの参加者は80人を超え、盛会であった。人文地理学関係の会員も多く、ジオパークの今後の在り方や地域振興にどう寄与するかをめぐって議論が活発に行われた。その議論も踏まえ、本委員会では、潜在的な各地の自然、文化の価値を評価するため、本委員会のメンバーを含む「大地の遺産百選定委員会」をつくることとした。大地の遺産百選の選定作業は、そこで進められることとなる。大会後、渥美半島においてジオパークに関係する野外巡検を行った。参加24人。
 なおジオパークに関しては、地理学会で継続的に情報発信をしていくことになり、2011年度以降もシンポジウムを開催することを決めた。明治大学で開催される2011年春季大会では各ジオパークから人を派遣してもらい、各ジオパークの現状と課題について発表してもらうことにした。また理事会、災害対応委員会と共催で「ジオパーク、ジオツーリズムと地理学」を開催することとした。
 ・サブテーマⅠ(午前の部):「ジオパーク、ジオツアーを防災教育にどう活かすか?」
 ・サブテーマⅡ(午後の部):「ジオパークの現状と課題」
となっている。また大分大学で行われる2011年秋季大会では、阿蘇、霧島のジオパークがあるのでそれに関連したシンポジウムと巡検を計画している。

 
2009年度活動報告
 委員長:小泉武栄
 委 員:岩田修二、菊地俊夫、金田章裕、松本 淳、目代邦康、渡辺悌二

 ジオパークとは、地球科学的に価値のある、地形や地層、生態、文化的な遺産を保全し、教育・研究を進めるとともに、それを地域振興に活用しようとするものである。
 本委員会は日本地球惑星科学連合2009年大会において、公開セッション「ジオパーク-地球科学がつくる持続的な地域社会」を日本地質学会とともに開催し、今後のジオパークの活動の進むべき方向について議論を深めた。また日本地理学会秋季学術大会においては、公開シンポジウム「ジオパークと大地の遺産百選」を開催し、沖縄でのジオパーク活動の普及とその可能性について検討した。さらに「大地の遺産百選」の選定についての議論を深めた。その議論も踏まえ、委員会では、潜在的な各地の自然、文化の価値を評価するため、本委員会のメンバーを含む大地の遺産百選委員会をつくることとした。大地の遺産百選の選定作業は、そこで進められることとなる。今後、委員会では、各地のジオパークの活動がより充実したものになるよう、より具体的な議論を進めていく。
 
2008年度活動報告
 委員長:小泉武栄
 委 員:岩田修二、菊地俊夫、金田章裕、松本 淳、目代邦康、渡辺悌二

 ジオパークとは、ユネスコが提唱した世界遺産の地形・地質版で、「大地の公園」と訳される。世界各地の優れた地形・地質、景観を選定、認定し、それをジオツアーや地域興しに役立てようというものである。世界ジオパークに対する取り組みは、わが国では日本地質学会が先行し、産業総合技術研究所を中心にさまざまの活動が行われてきたが、2008年6月には「日本ジオパーク委員会」が発足し、審査の結果、同委員会が中心になって、「世界ジオパーク」への申請を3件、行うまでに漕ぎつけた。日本地理学会、日本第四紀学会でも、地形学の研究者を中心にシンポジウムを開催するなど、活動を行ってきたが、それを強めるべく発足したのが本委員会で、2008年10月盛岡で開催された日本地理学会の代議員会で設置が承認された。
 本委員会は委員会を2回開催し、委員会の活動の方向、今後取り組むべき課題等について、検討を行ってきた。その結果、人文景観を含む日本列島の優れた地形・地質、景観を、日本地理学会の会員から推薦してもらうこと、それを基に、日本の代表的な地形等について紹介する書物を編集、刊行すること、などの基本方針を立てた。今後、それを実現するべく、活動を強化していくつもりである。
 
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