社団法人日本地理学会企画専門委員会では,「英文叢書出版事業」のホームページを作成しました.
(英文叢書出版事業の案内はこちら
詳細は下記のホームページをご覧ください。

 

和文ページ http://giswin3.geo.tsukuba.ac.jp/ajglib/
英文ページ http://giswin3.geo.tsukuba.ac.jp/ajglib/page05.html

 

なお、リンク先は日本地理学会トップページからもアクセスできるようになっております.
(トップページ 左側「学会の事業」 → 英文叢書出版事業)
併せてご利用ください.

 「地理学評論和文原稿執筆要領」および「著者の負担に関する内規」を一部改訂しました.論説・総説の,図表などを含めた刷り上がりページ数を20 ページ以内に(これまでは16 ページ以内),超過ページの負担額を超過1 ページ当たり8,000 円(これまでは12,000 円)にするという改訂が主ですが,本文の記載に関する「その他の留意事項」および文献表における記載例の補足もしました.85 巻1 号掲載論文から,新しい規定で運用します.会員名簿に掲載されますので,ご参照ください.
 論説・総説の上限ページの改訂は,人文系の論文を中心に,近年,掲載されている論説・総説のほとんどが16 ページを上回っているという事態への対応です(82 巻1 号から84 巻2 号まで,掲載された人文系論説・総説32 本のうち30 本が超過状態).地理学評論編集専門委員会は,2004 年11 月づけで,規定上限を緩める考えをとらない旨,『地理学評論』誌上に見解を発表していますが,その理由としてあげられた学会財政上の問題や掲載待ち論文の多さは,現在(そして,おそらく近い将来も),当てはまらない状況にあります.より根本には,人文系の論説・総説でオリジナルな研究成果を十分説得的に示すには,現在の基準では少なすぎるのではないか,ということです.20 ページ以内という新しい規定は,これまでの掲載ページ数や関連他学会の規定を参照しました.短報については,原稿種類において論説・総説との差異を明確にするという趣旨から,これまでの上限を維持します.人文系では短報でも超過ページが常態化していますが,論説・総説とは異なったジャンルという趣旨を徹底させ,限られた枚数でまとめるべきだという判断です.
 また,超過ページ負担の引き下げは,学会財務状況の改善に資するという理由がなくなったこと,投稿者の大半を占める若年層会員の負担軽減を図るという趣旨です.注意いただきたいのは,これらの措置が制限ページの運用を緩和させるという意味ではないということです.規定ページ数を大幅に上回ると予想される原稿については受付けを見合わせ,分量を圧縮した上で再投稿していただくように致しますので,ご注意ください.
 なお84 巻(2011 年)には28 編の論文,30 の書評が掲載されたほか,近年途絶えていたフォーラムにも2 本の投稿がありました.地理学(界/者)からの社会的な発言として,E-journal GEO だけでなく和文誌のフォーラムへの投稿が増えることも期待しています.論文の内訳では,自然系論文の掲載がさらに増え,46%を占めました(投稿論文数では1/4 から3 割程度).投稿の主力が大学院生から30 歳代という傾向は変わりありません.投稿された論文の2/3程度が論説・総説ですが,掲載では短報が過半数を占めました.新規投稿数は2 割ほど増え,編集委員会では年間130 本前後の論文を審査しています.編集委員会の負担も大きくなっており,審査をめぐる不手際も生じていますが,なにとぞご寛容のほどお願い申し上げます.
 最後に2010 年10 月 2011 年9 月に閲読者としてご協力いただいた方々(非会員および今期編集専門委員となられている方を除く)を五十音順(敬称略)に列記し,お礼に代えさせていただきます.
 青木英一,秋山道雄,浅見泰司,新井祥穂,荒井良雄,有薗正一郎,池谷和信,石川雄一,石丸哲史,一ノ瀬俊明,伊東 理,稲垣 稜,上江州 薫,上野和彦,宇根義己,江口 卓,遠藤 元,大石太郎,大塚俊幸,大西宏治,大平晃久,大和田道雄,岡本耕平,小川 肇,小口 高,奥貫圭一,奥野一生,小野寺 淳(横浜市立大学),梶田 真,鹿嶋 洋,神谷浩夫,苅谷愛彦,川口 洋,川久保篤志,川端基夫,呉羽正昭,小泉武栄,合田昭二,河本大地,後藤秀昭,小林 茂,近藤暁夫,境田清隆,酒川 茂,佐々木 緑,貞広幸雄,澤 祥,篠原秀一,島津 弘,杉浦真一郎,関根智子,祖田亮次,高岡貞夫,高野岳彦,高橋眞一,田上善夫,滝波章弘,竹内淳彦,田中 正,田中博春,田畑久夫,千葉昭彦,張 貴民,月原敏博,寺阪昭信,寺本 潔,富田和暁,友澤和夫,中井達郎,長尾謙吉,中川聡史,中村広幸,中谷友樹,成瀬 厚,西 律子,根田克彦,箸本健二,初沢敏生,林 紀代美,原 美登里,平井 誠,藤永 豪,藤部文昭,増山 篤,松倉公憲,松橋公治,松村祝男,松村嘉久,松本 淳,松本博之,水野真彦,溝尾良隆,宮地忠幸,宮町良広,安成哲三,山川修治,山﨑孝史,山下宗利,山田晴通,山本健兒,山本俊一郎,山元貴継,與倉 豊,吉田英嗣,吉田道代,吉永秀一郎,渡邊眞紀子,藁谷哲也

資格専門委員会では地域調査士資格認定にかかるお知らせを更新しました.

詳細は地域調査士のページをご覧ください.

博士論文の要旨(和文)を地理学評論(7月号)に掲載します.
2010年度に博士号を取得した方は,「氏名,論文名,学位取得大学,取得年月,和文要旨(800字以内)」を記載したハードコピー1部と電子ファイルを下記まで,3月31日(木)までに提出のほどお願いいたします.


送付先:〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-16 学会センタービル内 日本地理学会 編集専門委員会
e-mail: office@ajg.or.jp

 「地理学評論」が隔月発行に移行して3年目,83巻(2010年)の掲載論文数は30編にまで回復し,26編にとどまった81巻(2008年)から投稿・掲載状況の改善が進んでいます.
 掲載論文を詳細に見ると,分野別では,自然地理関係10編,人文地理関係20編で,このところ低調であった自然地理関係の掲載論文数が増えました(この3年ほどは5~6編).論文種別では,論説が16編,総説3編,短報10編,資料1編でした.人文地理関係では論説・総説の割合が高いのに対して,自然地理関係では短報の比重が高いという傾向は変わりません(83巻では,その傾向がより強かったようです).また筆頭執筆者の年齢別では,1950年代生まれ1人,1960年代生まれ2人,1970年代生まれ12人,1980年代生まれ15人と,1970年代・80年代生まれの方の割合が圧倒的に高くなりました.中堅にあたる世代の割合が少ないことが気になります.
 新規投稿論文,受理論文が順調に増えてきたことから,昨年度末より,新規投稿論文については,閲読者からの意見の締切を投稿受付月の翌月中旬に変更しています.閲読者および担当編集委員の負担軽減もありますが,初回の審査により時間をかけ,十分かつ的確な評価ができるようにという趣旨からです.再投稿論文についても,十分な検討時間をとって担当編集委員が審査報告をつくれるよう,時間的な余裕を持つようにしました.投稿者への審査結果通知の送付は委員会から1週間程度を目処にしていますが,余裕がないまま審査に間に合わせても結果通知をまとめるまでに至らず,通知が遅くなることも少なくなかったという事情を踏まえた変更です.ご理解いただきたく存じます.
 若い研究者からの投稿が大部分ですので,研究論文としての枠組みが不十分なもの,興味ある内容をもちながら論文の意図が整理されていないものなども散見されます.このような場合,従来,再検討の方向の示唆や細部に立ち入った問題点の指摘など,時間をかけたやりとりで掲載されたものもありましたが,見込みが立たず掲載不可ということもまれではありませんでした.個々のケースで状況は異なりますが,問題を抱える論文については,初回の審査で掲載不可として通知するような対応も増やしています.その場合,示唆に富む閲読者のご意見はなるべく活かし,投稿者の方にも役立てていただけるよう,編集専門委員会としても対処するようにしています.
 「地理学評論」は会員の皆さまからの投稿に支えられています.今後とも,論文,書評を積極的に投稿していただけますよう,お願いいたします.
 最後に2009年10月~2010年9月に閲読者としてご協力いただいた方々(非会員および今期編集専門委員となられている方を除く)を五十音順に列記し,お礼に代えさせていただきます.


青山宏夫,淺野敏久,飯島慈裕,飯嶋曜子,石川利治,石﨑研二,磯谷達宏,伊藤貴啓,井上 孝,岩崎亘典,岩間英夫,内田忠賢,梅田克樹,卜部勝彦,江口誠一,大内俊二,大城直樹,大竹伸郎,小口千明(筑波大),小田宏信,小野寺 淳(横浜市大),恩田裕一,影山穂波,片岡義晴,片柳 勉,菅野洋光,菊地隆男,菊地俊夫,熊木洋太,合田昭二,境田清隆,佐々木 緑,佐藤大祐,佐藤尚毅,澤口晋一,澤田結基,篠田雅人,鈴木正章,関根智子,高木彰彦,高田将志,高橋伸幸,谷 謙二,田原裕子,千葉昭彦,月原敏博,筒井一伸,豊島正幸,中川秀一,中澤高志,中島弘二,西村雄一郎,西山賢一,長谷川裕彦,埴淵知哉,林 琢也,春山成子,半澤誠司,平井幸弘,平岡昭利,藤井 正,藤田佳久,藤部文昭,松井圭介,松原 宏,松村祝男,松村嘉久,水野 勲,水野恵司,美谷 薫,宮内久光,宮澤 仁,村山朝子,山神達也,山川充夫,横山 智,吉永秀一郎,吉山 昭

大気海洋・環境科学セクション名に関してかねてより「水」関係の学協会から名称変更の要望が出ておりました.
そのためセクションとして,「名称変更検討ワーキンググループ」を今年度立ち上げ,名称変更の検討を行ってまいりました.その検討結果がまとまりましたのでお知らせいたします.ワーキンググループからの答申について何かご意見がありましたら10月いっぱいを目処に川合(大気海洋・環境セクションボード幹事,e-mail: ykawai@jamstec.go.jp)までお知らせ下さい.

検討結果はこちらをご覧ください.

編集専門委員会(和文誌)から

| 委員会報告
 地理学評論(和文誌)は,2008年4月から奇数月の隔月発行となり,第82巻(2009年)は6号の刊行でした.隔月発行は主に財政事情によるもので,総ページ数(論文数)を減らすためではありませんでしたが,昨年の第81巻では受理論文が少なく26編の論文掲載にとどまりました.今年の第82巻では,論説17編,総説1編,短報10編,あわせて28編の論文掲載となり,毎月発行の第80巻(31編).第79巻(28編)と同水準に戻りました.
 掲載論文の分野別内訳では,自然地理関係5編,人文地理関係23編で,自然地理関係の論文が昨年(6編)一昨年(5編)と同様少なく,自然地理関係者のより多くの投稿を期待しています.掲載論文の筆頭執筆者を年齢別にみると,1930年代生まれが2名,1950年代生まれが2名,1960年代生まれが5名,1970年代生まれが9名,1980年代生まれが10名となっています.1970年代以降生まれの方の割合が高いものの,1960年代以前生まれの方が昨年の4分の1から3分の1へと増え,幅広い年齢層からの論文掲載となりました.
 受理論文数は次第に増えてきました.受理論文が少なかった昨年から,編集専門委員会では,委員会開催直前に再投稿された論文でも可能な限り審査し,また短期間で掲載の可能性のある論文については再投稿しやすい返却コメントをだすように心掛けてきました.さらに,投稿から受理までの期間をできるだけ短縮するように,投稿・再投稿をいつまでにすればよいのか分かるように編集専門委員会の開催日程を日本地理学会のホームページに掲載してきました.このような効果が現れてきたものと推察しています.編集専門委員会では受理・掲載論文数をさらに増やしたいと考えていますので,会員の皆さまの積極的な投稿・再投稿をお願いいたします.
 最後に2008年10月~2009年9月に閲読者として御協力いただいた方々(非会員を除く)を五十音順に列記し,お礼に代えさせていただきます.

秋山道雄,阿子島 功,新井祥穂,泉 岳樹,一ノ瀬俊明,伊藤達也,今里悟之,岩崎亘典,海津正倫,江崎雄治,遠藤 元,大橋めぐみ,大和田道雄,岡 秀一,岡田篤正,岡橋秀典,岡本耕平,加賀美雅弘,神谷浩夫,茅根 創,川口太郎,川久保篤志,川瀬久美子,川端基夫,菊地俊夫,小泉武栄,高阪宏行,酒川 茂,貞広幸雄,澤 宗則,島津俊之,鈴木康夫,鈴木康弘,須田昌弥,相馬秀廣,祖田亮次,平 篤志,高岡貞夫,田上善夫,立見淳哉,谷 謙二,千歳壽一,土屋 純,坪本裕之,手塚 章,杜 国慶,富樫幸一,中川清隆,中島 清,中島直子,中谷友樹,成瀬 厚,西野寿章,西山賢一,仁平尊明,野中健一,野間晴雄,橋本雄一,原 真志,尾藤章雄,平野信一,福田珠己,堀 和明,増井好男,松山 洋,水野 勲,水野一晴,水野恵司,水野真彦,溝尾良隆,宮澤 仁,宮地忠幸,武者忠彦,村田陽平,森脇 広,山下宗利,山田周二,山本健兒,渡辺悌二,渡邊真紀子,渡辺満久

日本地理学会賞受賞候補者選考委員会 
委員長 青山高義 

 下記の通り,日本地理学会優秀賞および特別賞候補者の推薦を受け付けます.本学会賞の意義を御賢察の上,多くの御推薦をいただきますよう,御助力をお願い申し上げます. 
                 


1.推薦の対象となる者
 優秀賞は,2009年8月までの過去3年程度の期間に公刊・発表された図書・論文の執筆者(規定では会員に限っていませんが,当面は日本地理学会員を対象にします).
 特別賞は,地理学の研究または普及発展に関して顕著な功績のあった個人または団体を対象とする.

2.推薦方法
 自薦または他薦

3.推薦に必要な提出書類の内容(形式は自由,冒頭に「優秀賞推薦」または「特別賞推薦」と明記すること)
 ア)受賞候補者の氏名(特別賞については,受賞候補者の氏名または団体名)
 イ)受賞対象図書または論文のリスト(優秀賞)
 図書は著者名・書名・出版社名・総ページ・刊行年を,論文は著者名・発表年・論文タイトル・掲載誌名・巻・号・ページを明記して下さい.論文(国際学術誌に掲載されたものを含む)の場合は,複数の論文を合わせて業績とすることができます.共著の図書や論文であっても,主たる著者が明らかなものは対象にすることができます.
 ウ)推薦理由(400字以内)(優秀賞・特別賞)
 推薦理由には,過去3年間の研究業績だけでなく,その期間以外の業績,教育・社会活動も含めることができます.
 エ)推薦者の氏名・連絡先

4.推薦書類の提出先
 〒113-0032  東京都文京区弥生2-4-16 学会センタービル
 (社)日本地理学会事務局 学会賞受賞候補者選考委員会 あて

5.推薦書類受付締め切り
 2009年11月30日(月)必着
 なお,選考の過程で必要な場合には,対象となる業績(図書・論文など)を推薦者から提出していただく場合があります.
(参考:規程からの抜粋)
日本地理学会賞に関する規定 
第2条2.優秀賞は,当該年度の8月までの過去3カ年の期間に公刊された図書・論文の執筆者を対象とする.受賞者の数は,原則として毎年度若干名とする.
第2条3.特別賞は,地理学の研究または普及発展に関して顕著な功績のあった個人又は団体を対象とする.受賞者の数は,原則として毎年度若干名とする.

『海外地域研究叢書』は,各巻とも定価3675円(税込)のところ,会員からの注文につきましては,すべて15%割引(税込み3123円)にてご購入できます.送料は古今書院が負担します.
ご注文される方は,日本地理学会会員であることを明記の上,直接古今書院へFAXまたは電子メールにてお申し込み下さい(古今書院 FAX:03-3233-0303  会員専用メールアドレス:ordermt@kokon.co.jp).代金は書籍送付時に同封の郵便振替用紙にて古今書院あてご送金下さい.公費でのご購入も可能です.
なお,この割引は会員からの直接注文に限らせていただきます.書店・生協経由のご注文もしくは非会員の方々からのご注文には適用されませんのでご注意下さい.
『海外地域研究叢書』出版企画委員会がかねてより企画をすすめておりました日本地理学会『海外地域研究叢書』の第7巻として,このたび以下の書籍を古今書院より刊行いたしました.

 7.『自然と共生するメコンデルタ』(春山成子 著)
『海外地域研究叢書』は,地理学研究者たちが世界の各地域でどのようなフィールドワークを実施し,地域の様々な現象や問題をどう理解し捉えたかをわかりやすく提示することで,ともすれば専門家の間で埋もれがちな学術成果を社会に広く還元しようと企画されたものです.地理学研究者の地域(フィールド)への熱い思いとクールな視線をお伝えできれば幸いです.多くの会員の方々にお読みいただけることを期待しております.本書の目次等くわしい内容につきましては本号末の案内をご覧ください.

『海外地域研究叢書』出版企画委員会

 公  示

                                                                      日本地理学会選挙管理委員会
                                                                                委員長 池 俊介

 日本地理学会会則および役員・代議員選挙の規程に従い,2010~2011年度を任期とする会長・理事・監事および代議員の選挙を下記の日程で行う予定です.
   会長候補者・理事予定者・監事予定者選挙
    2009年(以下同年)9月12日 投票用紙発送
     9月25日 投票締切(当日,必着)
    9月26日 開票
   会長予定者・代議員予定者選挙
    10月31日 投票用紙発送
    11月20日 投票締切(当日,必着)
         11月21日 開票
なお,理事長予定者1名および常務理事予定者2名の選挙については,新理事予定者が決定した後,新理事予定者での互選となりますので,現時点での公示はいたしません.今回の選挙における当選者は,総会において正式に選任されます.

公示

| 委員会報告

日本地理学会選挙管理委員会

 本年度は会長・役員および代議員の選挙の年となっており,選挙管理委員会では現在選挙人名簿の確定作業を行っています.つきましては,住所・所属・氏名等に変更があった方で,まだ変更の手続きを済ませていない方は,7月17日(金)までに,本号綴じ込みの訂正カードまたは会員名簿の訂正カード,あるいは官製葉書で学会事務局まで御一報下さい.市町村合併による住所表記・郵便番号の変更につきましては必ずお届け下さいますようよろしくお願い申し上げます.

企画専門委員会は,3月29日の公開シンポジウム「これでよいのか国土の記録!-日本の地形図が変わる-」での論点等を踏まえ,国土地理院「基本測量に関する長期計画」のパブリックコメントに意見を提出いたしました.

詳細については,以下の通りです.
企画専門委員会の意見提出(PDF)

編集専門委員会から

| 地理学評論 委員会報告

 地理学評論和文号は,今年4月から奇数月の隔月発行となり,第81巻(2008年)は7号刊行されました.隔月発行は主に財政事情によるもので,総ページ数(論文数)を減らすためではありませんでした.しかし,第81巻では,論説12編,総説2編,短報11編,討論1,あわせて26編の論文掲載となり,第80巻(31編).第79巻(28編)に比べ少なくなりました.
 掲載論文の分野別内訳では,自然地理関係6編,人文地理関係20編で,自然地理関係の論文が昨年(5編)と同様少なく,自然地理関係者のより多くの投稿を期待しています.掲載論文の筆頭執筆者を年齢別にみると,1930年代生まれが2名,1950年代生まれが2名,1960年代生まれが3名,1970年代生まれが13名,1980年代生まれが6名となっており,1970年代以降生まれが全体の4分の3を占めています.
 掲載論文が投稿から受理までに要した期間および審査回数につきましては,昨年よりも少なくなっています.それにもかかわらず,しかも投稿論文数が減っているわけではないのに,掲載論文数が少なくなっているのは,厳しいコメントを受け取ると早い段階で掲載を諦める投稿者が多くなっているためと推察しました.そのようなことを鑑み,編集専門委員会としては,短期間で掲載の可能性のある論文については再投稿しやすい返却コメントをだすように心掛けてきました.また,投稿から受理までの期間をできるだけ短縮するように,投稿・再投稿をいつまでにすればよいのかわかるように編集専門委員会の開催日程を日本地理学会のホームページに掲載しました.このように,新規投稿後できるだけ速やかに多くの論文が掲載されるように努めていますので,会員の皆さまの積極的な投稿・再投稿をお願いいたします.
 地理学評論英文号第81巻のEnglish Edition, No.1(2008年)は5月に発行され,日本の地理学研究の最近のレヴューと論説あわせて13編の論文が掲載されました.2008年12月発行予定の英文号は紙媒体でなく電子媒体でGeographical Review of Japan Ser. B, No.1として発行されます。この号は人口地理学の特集で特集論文と一般論文を合わせて7編の掲載を予定しています。地理学評論のEnglish Edition編集は順調に進行しているようにみえますが,実情は慢性的な投稿論文不足が続いております.会員の皆様には,英文論文の投稿をぜひ積極的に行っていただきますよう,お願い申し上げます.外国からの投稿も歓迎しますので,お知り合いの方に投稿をお勧めいただければ幸いです.
 最後に2008年に閲読者として御協力いただいた方々(非会員を除く)を五十音順に列記し,お礼に代えさせていただきます.
荒山正彦,飯嶋曜子,磯谷達宏,伊藤貴啓,伊藤徹哉,伊藤 等,岩本廣美,牛山素行,梅田克樹,江崎雄治,大城直樹,大場茂明,岡田俊裕,小口千明(筑波大),奥貫圭一,小田宏信,小野寺 淳(横浜市立大),遠城明雄,片柳 勉,神谷浩夫,川久保篤志,河名俊男,木村富士男,日下博幸,呉羽正昭,鍬塚賢太郎,小泉武栄,小林浩二、小林 茂,酒川 茂,崎浜 靖,作野広和,佐々木 緑,佐藤哲夫,澤口晋一,渋谷鎭明,島津俊之,清水靖夫,杉浦真一郎,杉浦 直,鈴木力英,平 篤志,高岡貞夫,滝波章弘,竹内淳彦,田中和子,田中耕市,谷口智雅,寺本 潔,杜 国慶,轟 博志,富田和暁,鳥谷 均,中川秀一,長澤良太,永田淳嗣,中西僚太郎,中林一樹,中谷友樹,西野寿章,西原 純,根本 学,芳賀博文,長谷川裕彦,埴淵知哉,春山成子,日野正輝,平井松午,廣松 悟,福田珠己,藤田裕嗣,藤田佳久,藤塚吉浩,増澤 直,増田啓子,水内俊雄,溝口常俊,宮内崇裕,宮口?廸,宮城豊彦,宮澤 仁,宮原育子,武者忠彦,森 和紀,森川 洋,森本 泉,谷治正孝,安田正次,山内昌和,山﨑孝史,山田晴通,山本健兒,山本憲志郎,山本 充,横山 智,吉田容子,寄藤 昂,若本啓子

下記の通り,日本地理学会優秀賞候補者の推薦を受け付けます.本学会賞の意義を御賢察の上,多くの御推薦をいただきますよう,御助力をお願い申し上げます.

                   日本地理学会賞受賞候補者選考委員会 委員長 海津正倫

5月26日,日本地理学会地理教育専門委員会委員が神奈川県教育委員会に出向き,

山本教育長宛の要望書を手渡しました。

会談では,地理学関係学会が要望書を出したいきさつや意向を述べてきました。

提出した要望書は,以下の通りです。

神奈川県要望書.pdf

なお要望書の資料として,3月に行った高校生への地理認識調査結果や,外国での高校レベルでの地理履修に関する資料を添付しました。

地理教育専門委員会報告「大学生・高校生の地理的認識の調査報告」


2008 年3 月19 日

(社)日本地理学会 地理教育専門委員会

大学生・高校生の地理的認識の調査報告


大学生・高校生の地理的認識の調査報告および調査票(PDF)


【高校生調査】宮崎県はどこ?半数以上の高校生が答えられない。

宮崎県の位置は57.3%、日本の食糧自給率は64.7%が不正解!


【大学生調査】高校における地理履修者と未履修者との世界に対する認識の差は明

瞭。


イラクでは11.5 ポイント、スイスでは15.1 ポイントにも!


【日本地理学会からの提言】

−国際社会に生きる日本人として必要不可欠な地理教育の充実を−


1、小中高校を通じて、地図・地理教育の充実を図り、社会に関心を持つ国民の育成

を図ること。

2、地理を専門とする教員の確保と教員の研修機会の充実に努めること。

3、学校教育で活用可能な地理情報の積極的な提供に努めること。

地理教育専門委員会では、研修プログラムの検討を進めるとともに、2007年2月から「地理教育研修会」を開催しています。始まったばかりですが、参加者のアンケートには、「楽しく研修会に参加でき、今後の授業に生かしていきたい。」という声が多く寄せられています。
研修会の概要は下記ファイルをご参照ください.

tiri_kyoiku_kenshuukai.pdf
2005 年2 月22 日
日本地理学会 地理教育専門委員会

大学生・高校生の世界認識の調査報告
日本地理学会からの提言
―イラクがわからない大学生が44%もいる!
世界認識を高めるための3つの提言―




(以下,抜粋)
【日本地理学会からの3つの提言】
1.小・中・高校を通じて地図(地図帳・地球儀)の活用を推進すること
 世界全体を正しく理解するためには、情報の「整理箱」として頭の中に世界地図が描けることが重要である。頭の中の世界地図に様々な情報が整理されることによって、リアルな世界像が出来上がっていく。
 地図帳や地球儀の見方や活用方法の習得も大切だが、小学校から高校までを通じて地図帳や地球儀を繰り返し学習し、「地図を読む習慣」を身に付けること
が重要である。

2.高校での地理学習を拡充すること
 現在、高校生の約半数は地理を学ばずに高校を卒業している。このため、高校生と大学生の世界認識が十分とは言えない。
 グローバル化する現代社会を生き抜く力を身につけ、国際社会において日本社会が確固たる地位を築いていくには、国際感覚を身につけることが必要である。そのベースとなる最低限の地理的教養は地理教育によって醸成される。
 高等学校での地理の学習を充実させることは、現代世界を正しく理解し、国際社会で生きていくために不可欠である。

3.基礎的な学習を充実させること
 身近な地域や国土、世界を正しく認識するための基礎的な知識の習得も重視しなくてはならない。「どこに位置しているのか?」「どんな特徴があるのか?」といった、地域認識の基礎となる位置や場所の持つ意味をきちんと学習することが大切である。国土や世界の諸地域を正しく認識するということは、このような基礎の上に成り立つものである。
 現実世界の多様な現象を理解し、課題を発見し、問題を解決していくためには技能に裏打ちされた地理的な見方や考え方を身につけることと並行して、世界や日本に関する基礎的な知識を継続的に学習し、確実に定着させることが何よりも大切である。

【本調査の背景と目的】
 若者の学力不足が最近しばしば指摘される。文科省の学力調査では高校生の学力は「おおむね良好」とされているが、現場の教師からは大学生や高校生の基礎的な知識の著しい低下傾向が指摘されている。
 日本地理学会(会員約3000人)は、グローバル化する時代に対応した地理教育の必要性を重視し、学会内に地理教育専門委員会を設置し地理教育振興にかかわる調査・研究活動を行っている。
 今回われわれが実施した調査の目的は、大学生・高校生による国の位置の認知度の正確さを知り、その実態を明らかにすることにある。
 調査では、近年何かと話題となり、マスコミ等にもよく取り上げられた10カ国(アメリカ、イラク、インド、ウクライナ、ギリシャ、ケニア、北朝鮮、フランス、ブラジル、ベトナム)を対象とした。

【調査の実施概要】
 調査は地理教育専門委員(16名)の所属する学校を中心に2004年12月から2005年2月にかけて全国の25の大学(3773人)高校については9校(1027人)に調査票を配布し調査した。
 調査は、前述した10カ国の位置を世界地図上の30の国に記した番号から選択するもので、5分程度で回答できるものである。大学生の調査票集計に際しては、高校時代の「地理」履修の有無に基づきクロス集計を行った。
 大学生における調査は、おもに地理学を専門とする教員の講義を利用して行われており、多少なりとも地理的関心の高い学生による結果と判断できる。高校については、進学希望者の比較的多い学校が大半を占めている。

【アンケート調査の結果】

1.「地理」履修者は、国位置の認知度が高い。
 大学生の正答率を見ると、高校時代に「地理」を履修した学生のほうが、「地理」未履修の学生よりも正答率が高い。90%以上の位置認知度を有する国に両者の差はそれほどないが、80%以下の位置認知度の国になるほど「地理」履修の有無が大きな差となってあらわれる。これらに対し、統計的な検定を行った結果、イラク、ウクライナ、ギリシャ、ケニア、ベトナムについては有意な差が認められた。高校で地理を学んでこなかった学生は、国名や位置を正確に把握することができないことが明らかになった。

2.馴染みの薄い国の位置はかなり不正確。
 アメリカ、インド、ブラジルなど大国で有名な国について、大学生・高校生共に間違いは少ない。
 しかし、最近マスコミ等で話題となったが、遠方で馴染みの薄い国の場合、認知度は低くなり、「地理」履修者との差も大きくなる。
 ウクライナについては、大学生で54.8%、高校生で33.0%の正答率に過ぎない。昨年、オリンピックが開かれたギリシャについては、大学生で76.5%、高校生で59.4%である。
 さらに、湾岸戦争以来話題となり、現在自衛隊が派遣されているイラクについて、その位置のわかる大学生は56.5%、高校生では52.7%である。すなわち、約43%の大学生と約47%の高校生はその位置を正しく理解していないのである。
 時事的な国名の場合、国名は知っていても、その位置については正しく認識していない様子が浮き彫りとなった。

3.中学までに世界の国々の1/3は覚えていたのに・・・。
 中学校社会科の学習指導要領では、世界のおもな国名と位置を地図を用いて身に付けさせることになっている。中学校の現場では、世界の国々の1/2から1/3を覚える生徒が多い。ところが高校で「地理」を選択しない生徒が増
えた結果、学年や校種が上がるごとに、せっかくの基本的な知識が忘れ去られていく現実が今回の調査でより鮮明となった。高校での「地理」学習を拡充する必要がある。