中央教育審議会・教育課程部会の「審議のまとめ」に対する

会員各位

前略
早速ですが、文部科学省において、中央教育審議会の「審議のまとめ」が出され、現在そのまとめに対する意見を募集しています。
高校においては、地理の履修者が減少し高校生の半数は地理を学ばないまま卒業しています。今年度は、世界史の未履修問題が顕在化して、更に地理の履修者は減少しています。そのため、社会人として不可欠な地理的素養、空間的な思考力や地図を読む力等々を身に付けさせる機会が益々失われつつあるのが現状です。

かねてより、日本地理学会では、文部科学省などに地理教育の重要性を訴えて来ましたが、今回の改訂では高校の地理歴史科の履修形態は現行どおりとなるなど、地理教育の振興がはかられているとは言えない状態です。

そこで、皆様方に、是非、今回の文部科学省の意見募集に応募して、個人の自由な立場から「審議のまとめ」の内容に関して意見を述べて頂きたくメールを差し上げた次第です。
意見募集に寄せられる、パブリックコメントは昨今の事情では無視できない存在になっています。国民の意見を聞くという趣旨ですので、皆様の周りの方々にも、例えば家族、地理以外の先生方、子供の教育に関心のある生徒の保護者の方々にも呼びかけて、是非、様々な立場の個人の意見が数多く寄せられるようご尽力頂ければと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。
草々

なお、意見募集期間は、12月7日までです。
意見募集の詳細は以下にアクセスして下さい。

(意見募集のHP)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/11/07110704/001.htm

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=185000286&OBJCD=&

社団法人日本地理学会
地理教育専門委員会

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  • 投稿日:2007年11月22日